美術館巡りから帰って3年ゼミと4年ゼミの成績を確定しました。

 先ずはうらわ美術館で「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」を観賞しました。リピーター割引の480円を支払って会場に入るときくちさきの「しろねことくろねこ」が有りパネルに寄ると「この作品は黒猫の美しい絵本が描きたいという単純な思いつきがきっかけとなって生れました。近所に住んでいたのら猫の黒猫がモデルです。黒く美しくいつも独りでいる姿がとても印象的でした。その黒猫からどんどんイメージが膨らみ物語が生れました。レナード・ハビンの「もうおねむり、ちいさなラクダ」は濃いブルーの作品で二頭のラクダが旅を進めている光景を描いています。犀や家々など関係ないものも描かれていて楽しかったですね。降矢ななの「ひめねずみとガラスのストーブ」はひめねずみがガラスのストーブを買った。森の奥で温まっていいるとひめねずみがやって来た。ストーブで温かいスープを作り二人は友達になった。したそれから埼玉県立近代美術館を訪問して「キネティック・アトー展 動く、光る、目がまわる!」を観賞しました。ウィクル・ヴァザレリの「多色3ケルビン」が有り赤や青、紫の断片が灰色の下地に付けられていて様々な形をしています。半券で「MOMASコレクション」も観賞できるので見てみました。オーギュスト・ルノワールの「三人の浴女」佐伯祐三の「門と広告」ジュルジュ・ルオーの「横向きのピエロ」などを楽しんで埼玉県立近代美術館を後にしました。
 美術館巡りから帰って3年ゼミと4年ゼミの成績を確定しました。Yさんのレポートは「イタリアの歴史について」と言うもので「イタリアの歴史はギリシャ時代から都市国家が成立したのが始まりだったと言われいている。」と始まるかなり長いもので全部は紹介できません。iさんのレポートは「ピグマリオン」にみる二つの生き方」と言うもので「男女が結ばれる」というハッピーエンドもいいが、「男女がそれそれぞれの意志を大切にし、それそれぞれの道を歩んでゆく」というのも、またハッピーエンドだと感じた。Sさんのレポートは「かぐや姫物語について」と言うもので「かぐや姫は月という「異界」の世界の住人である。聖地であり、理想郷である月は不老不死の世界であった。このことはかぐや姫と月の都からの死者の言葉をもとに推定できることができる。」、I君とIさんとM君は出席が足りなかったので残念ながら判定としました。(写真はジュルジュ・ルオーの「横向きのピエロ」です。)