いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。

takuzemi2015-08-05

 いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。「しつもん! ドラえもん」の質問は「どくしゃ編」で(川上浩輝さん・小2)の「大相撲の初代の横綱は誰かな。」と有り、さっぱり分かりませんでした。新聞を開いて答えを探したら、「明石志賀之助」と有り、私のまったく知らない人でした。解説には「江戸時代の明石志賀之助は「伝説の横綱」とされ、実在したのか確証はない。実質的な初代は1789年に免許を得た谷風梶之助だよ。」と分かりやすい解説が有りました。それから夏目漱石の『それから』を切り抜いてファイルに投げ込んでおきます。「雨は翌日まで晴れなかった。代助は湿っぽい縁側に立って、暗い空模様を眺めて、昨夕の計画をまた変えた。彼は三千代を普通の待合などへ呼んで、話をするのが不愉快であった。やむなくんば、蒼い空の下と思っていたが、この天気ではそれも覚束なかった。」(中略)「花屋へ這入って、大きな白百合の花を沢山買って、それを提げて、宅へ帰った。花は濡れたまま、二つの花瓶に分けて挿した。」(中略)「それから机に向って、三千代へ手紙を書いた。文句は極めて短いものであった。」(中略)「今日始めて自然の昔へ帰るんだ」と胸の中でいった。こういい得た時、彼は年頃にない安慰を総身に覚えた。」と有りました。
 6時50分に家を出て散歩に出掛けました。先ずはプチ・パワースポットの沼影観音堂を目指します。六地蔵様を拝んでから本堂の銅鑼を叩いて合掌をしておきました。武蔵浦和の駅まで引き返して別所沼を目指します。駅前の自動販売機で冷たいお茶を買い一口飲んでそのまま散歩を続けます。別所沼に着いたらランニングやウォーキングを楽しむ市民が市民が大勢居ました。いつものように長谷川かな女の句碑「曼珠沙華あつまり丘をうかせけり」を味わってから埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌し別所沼弁財天に賽銭を入れて柏手を打っておきました。風の神エベーカトル・ケッツアルコアトルに挨拶をしておきました。ブランコに乗って空中を浮遊する感覚を楽しみました。自宅に帰って能率手帳改めNOLTYに別所沼3000歩と書いておきました。

美術館巡りから帰って3年ゼミと4年ゼミの成績を確定しました。

 先ずはうらわ美術館で「ブラティスラヴァ世界絵本原画展」を観賞しました。リピーター割引の480円を支払って会場に入るときくちさきの「しろねことくろねこ」が有りパネルに寄ると「この作品は黒猫の美しい絵本が描きたいという単純な思いつきがきっかけとなって生れました。近所に住んでいたのら猫の黒猫がモデルです。黒く美しくいつも独りでいる姿がとても印象的でした。その黒猫からどんどんイメージが膨らみ物語が生れました。レナード・ハビンの「もうおねむり、ちいさなラクダ」は濃いブルーの作品で二頭のラクダが旅を進めている光景を描いています。犀や家々など関係ないものも描かれていて楽しかったですね。降矢ななの「ひめねずみとガラスのストーブ」はひめねずみがガラスのストーブを買った。森の奥で温まっていいるとひめねずみがやって来た。ストーブで温かいスープを作り二人は友達になった。したそれから埼玉県立近代美術館を訪問して「キネティック・アトー展 動く、光る、目がまわる!」を観賞しました。ウィクル・ヴァザレリの「多色3ケルビン」が有り赤や青、紫の断片が灰色の下地に付けられていて様々な形をしています。半券で「MOMASコレクション」も観賞できるので見てみました。オーギュスト・ルノワールの「三人の浴女」佐伯祐三の「門と広告」ジュルジュ・ルオーの「横向きのピエロ」などを楽しんで埼玉県立近代美術館を後にしました。
 美術館巡りから帰って3年ゼミと4年ゼミの成績を確定しました。Yさんのレポートは「イタリアの歴史について」と言うもので「イタリアの歴史はギリシャ時代から都市国家が成立したのが始まりだったと言われいている。」と始まるかなり長いもので全部は紹介できません。iさんのレポートは「ピグマリオン」にみる二つの生き方」と言うもので「男女が結ばれる」というハッピーエンドもいいが、「男女がそれそれぞれの意志を大切にし、それそれぞれの道を歩んでゆく」というのも、またハッピーエンドだと感じた。Sさんのレポートは「かぐや姫物語について」と言うもので「かぐや姫は月という「異界」の世界の住人である。聖地であり、理想郷である月は不老不死の世界であった。このことはかぐや姫と月の都からの死者の言葉をもとに推定できることができる。」、I君とIさんとM君は出席が足りなかったので残念ながら判定としました。(写真はジュルジュ・ルオーの「横向きのピエロ」です。)