2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今日はキャリアー支援課の「企業合同セミナー」です。

学食で「定食ご飯抜き」+「サラダ」+「みそ汁」の昼飯を食べてから研究室に戻り、ペーパーチェイス(書類追放)に取り掛かります。新学期が始まってからたまりにたまった書類を整理して不要のものを思い切って捨てます。机の上を整理し、床をモップで磨き…

夏の「20年研修」の下準備です。

土曜日です。朝から研究室で作業しています。8月に予定されている教員経験20年という先生方を対象にした「20年研修」の講師をすることになっています。私は「フランスの国語意識」というテーマで90分ほどお喋りする予定になっています。その下準備で…

授業では「学生による授業評価」を実施しました。

午前中は漱石の『坑夫』を読んだり、小森陽一氏の『出来事としての読むこと』を読んだりして過ごしました。『坑夫』という小説は不思議な作品です。まともな小説であることを拒否しているような印象を受けます。小森氏の著作も全編が『坑夫』論となっている…

『封印歌謡大全』を一気に読了しました。

石橋春海著『封印歌謡大全』(三才ブックス)を一気に読了しました。著者の石橋さんは、発売禁止、放送禁止となった楽曲を追いかけて、1920年から2007年までの時代を<封印歌謡>という視点から見事に浮き彫りにしています。実を言えば私の愛唱歌がぞろりと…

「自分の日常を「詩の素材」として見てしまう。」(谷川俊太郎)

今日の「文学」はビデオ鑑賞にしました。NHK教育テレビで放映された「人間大学」から、詩人のねじめ正一さんの「言葉の力・詩の力」の第3回と第4回を見ました。まずは谷川俊太郎さんの詩が取り上げられました。言葉遊びの詩について、ねじめさんは「針…

Fさんのお勧めの漱石の三冊はなんですか?

3限はFさんとランボーの研究書を読んでいます。今日も研究家ブリュネルのテクストを読み進めて行きます。やっと冒頭の章を読み上げて第2章に入りました。亀の歩みです。・・・読書会終了後にFさんとお喋りしました。Fさんが「漱石なら『坑夫』と『野分…

姜尚中さんの「夏目漱石 悩む力」が始まります。

テレビのネタをもう一つ続けましょう。NHK教育テレビの「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」は私の好きな番組です。以前放映された三輪明宏さんの語る寺山修司は大変に楽しく見ました。今、私が期待しているのは7月3日(火曜日)から放映される東大教授…

文教大学図書館が「探偵学園Q」に出るぞ!

図書館まで出掛けたら面白そうな貼り紙が目に留まりました。「ドラマ撮影に図書館が使われました。 来週放映! 日本テレビ系で7月3日(火)から始まる新ドラマ「探偵学園Q」第1話・冒頭のシーンは、この図書館で撮影されました。」とありました。なるほ…

梅原猛と吉本隆明の三島由紀夫批判とは?(日本的なものとは?)

千草キムラ・スティーブン氏のこの本は注が充実していることも指摘しておかなければなりません。例えば第3章の注(72)では梅原猛と吉本隆明の言説を引用しつつ「日本的なもの」をどう捉えるべきかについても言及しています。(以下は引用です。) 「梅原猛も…

『三島由紀夫とテロルの倫理』を読了しました。

千草キムラ・スティーブン著『三島由紀夫とテロルの倫理』(作品社)を読了しました。著者はニュージーランドのカンタベリー大学で日本語教育に従事している方です。後書きにあるように「ニュージーランドで日本文学を教えはじめてからは、毎年のように学生…

「5分前に内定が取れました」

4限は『星の王子さま』を読みました。先週良く分からなくて「宿題」にしておいた部分を再考しました。なんとか今日はすっきり分かったようです。早めに切り上げて、Oさんと少々お喋りしました。三島由紀夫についての面白い本を教えてもらいました。文教の…

『パリのランデブー』の第3話を見ました。

午後はフランス語1の授業がありました。テクストを早めに片付けて残りの時間でエリック・ロメールの『パリのランデブー』の第3話を見ました。ピカソ美術館を舞台に画家でもあるナンパ男がお目当ての女性に言い寄るという軽妙なコメディーです。このコント…

映画『ダロウェイ夫人』を見ました。

朝は深夜のNHKのBSで放映された映画『ダロウェイ夫人』を録画で見ました。日本語の字幕付です。主演のヴァネッサ・レッドグレイヴの品格のある演技で素晴らしい作品に仕上がっていました。ヴァージニア・ウルフ原作の「意識の流れ」の手法を良くもここ…

SEのSさんは本当に頼りになるプロです。

研究室のコンピュータが調子が悪いので情報課のSEのSさんに見てもらいました。インターネットが見えない状態だったのは別の部屋のコンピュータになぜか私のコンピュータのIPアドレスが付けられていたからだと判明しました。ダブルブッキングだった訳で…

午後はベケット読書会を楽しみました。

午後はM君とベケットの研究書を読みました。Alain Badiou : Beckett L'increvable désirです。以前より多少はBadiouの文章に慣れてきたような気がします。今日もかなり熱心にテクストを読み進めることができました。読書会を終えてからM君としばらく四方山…

朝は別所沼をランニングです。

朝は久し振りに別所沼までランニングに出掛けました。梅雨空です。時折り小雨がぱらつきます。けれども沼までたどり着いたら大勢の市民がランニングやウオーキングを楽しんでいます。こちらも負けずにストレッチを済ませてゆっくりと走り始めました。湿度が…

澁澤龍彦が怖がった「おびんずるさま」です。

家人と二人で狭山市の天峯寺まで施餓鬼の申し込みに出掛けました。武蔵野線、西武線を乗り継いで狭山市で下車、バスで終点まで移動してから畑の間を歩いて寺に移動しました。久し振りに会った和尚とお喋りをしたら、血糖値が高めだと言うので、糖質制限食を…

「Dr.Assy(ドクター・アッシー)」が見当たらない!

土曜日ですが、マンションの管理組合・住宅部会の会議が待っています。運営委員をしているので、今日も朝から会議に参加しました。夏の総会に向けて、議題を固める作業が前回あたりから続いています。今日も色々と検討事項も盛り沢山で、10時から午後1時…

『三島由紀夫とテロルの倫理』を読んでいます。

久し振りに自転車を漕いだので疲れてしました。わが家に戻ってOTTAVAなどを聞きながらしばらく一休みしました。夕方になっても涼しくなりません。完全な初夏の陽気です。窓を開いて見上げたら夏のような空が広がっていました。しばらく千種キムラ・ス…

三島由紀夫の『黒蜥蜴』(学研M文庫)が面白そうです。

4限はOさんと『星の王子さま』を読み進めていきます。今日もかなりのペースです。一カ所だけ良く分からない箇所があり、次週に回す宿題にしました。読書家のOさんは三島由紀夫の『黒蜥蜴』(学研M文庫)を読み始めたところだと言います。見せてもらった…

モローの「サロメ」とワイルドの『サロメ』、較べてみてください。

午後の3限と4限はフランス語の授業です。3限はテクストを順調に読み進め、残り時間でギュスターヴ・モロー美術館のビデオを見ました。私はこの美術館には行ったことがなく、大学時代の友人I君の訪問の話を羨ましく聞いたことがあります。素晴らしい美術…

Prévertはしごく真っ当な詩人です。

私の手にしているPrévertのParolesを見てアメリカ出身のG先生が「それなーに?」と聞きます。フランスの有名な詩人だと答えたら、「いい名前じゃないね」と言います。どうしてもPrévertが英語のpervertに見えてしまうと言うのです。「綴りが違いますよ」と…

文学の講義は「レトリックの周辺」を語りました。

昼休みに文学の講義のセッティングのため13101教室に移動しました。途中で人間科学部の準備室を覗いてみようと思っていたら、上手い具合に助手のA君が4年のゼミ生のTさんと中庭でお喋りをしていました。私も仲間に加わってしばらくお喋りしました。 …

千種キムラ・スティーブンさんが文教大学に来る?

昨日の教授会は4時間も長引きました。資料に目を通していて驚きました。私のブログでも紹介した秀逸な『三四郎』論の著者である千種キムラ・スティーブンさんの名前が記されていたからです。実は文教大学の文学部は今年で創設20年を迎えます。秋には記念…

大振りのアーティチョークの花が開きました。

朝は大学へと向かう道の傍らでアーティチョークの花が開いているのを見つけました。数日前から蕾の状態で膨れていた花でした。アザミに似た姿ですが大きさは8センチ程にもなります。(写真)大学に着いて研究室で午後の「文学」のハンドアウトを作って助手…

企業就職活動中の4年生へ・・・「今すぐキャリアー支援課に来てください。」

午後は学科の会議と教授会があります。東雲から越谷に移動するのに時間が掛かり学科の会議の方には間に合いませんでした。教授会の中で就職委員の先生から企業就職活動中の4年生へ向けてのキャリアー支援課からのメッセージが紹介されました。「就職活動見…

「かえつ有明中学高等学校」を訪問しました。

今日は「かえつ有明中学高等学校」を訪問しました。教育実習に出掛けているTさんの研究授業を見学するためです。私の住んでいる武蔵浦和から新木場の一つ手前の東雲までは「りんかい線」で一本です。東雲駅からは徒歩で10分ほどで目的の学校に着きます。…

遠い昔の学生諸君を思い出します。

体力的にも限界を感じて、30年ほども続けた拓殖大学の非常勤講師を、この春に辞めました。色々な人に出会えた30年でもありました。今日は何人かの学生諸君の思い出を書いてみましょう。先ずは私に「ヘヴィメタル」を教えてくれたI君です。一関の出身で…

無料のフランス語のテクストはないの?

『星の王子さま』をフランス語で読んでみたいと思っている人も少なくないと思います。先日紹介した加藤晴久先生の『自分で訳す星の王子さま』(三修社)が一番のお勧めです。けれども、このブログの読者の中には「青空文庫のような無料のフランス語のテクス…

検索はCiNii−サイニー−を利用しました。

研究室でそのまま作業を続けました。ネットで調べていたら立教大学の英文科の紀要にベケットの「MAL VU MAL DIT」(『見違い、言い違い』)を分析した論文が掲載されているのが見つかりました。(検索はCiNii−サイニー−を利用しました。この検索エンジ…