2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「文明の利器は使いこなせなければいけませんな。」

午後の文学の講義では学生諸君に何とも迷惑を掛けてしまいました。ごめんなさい。今日は風邪で喉が痛むので、予定を変更して「宮崎駿 創作の秘密」とでも呼ぶべきビデオを見てもらおうと思っていたのですね。そこで慌ただしくハンドアウトも作り、DVDとビ…

午前中はランボーの読書会を楽しみました。

木曜日の午前中はFさんとランボーの読書会を続けています。今日もブリュネルという学者の書いたランボーの研究書を訳していきます。私が作った下訳をFさんがパソコンでテキストに打ち直してきます。(写真)それに再び二人で朱筆を入れていくという作業で…

「Cフラフープです!」

帰り道で「ゴミ拾い」をしている学生諸君を見かけました。出津橋の上や北越谷の町のあちこちで大きなビニールの袋を片手にゴミを拾っていました。感心だなと思って声を掛けてみました。ボランティアグループなのでしょう。「Cフラフープです!」という元気な…

教職員の健康診断がありました。

今日は教職員の健康診断がありました。胸部レントゲン、心電図、眼底検査、血液採取、尿検査、身長測定、体重測定、視力検査、血圧測定、内診と続きました。検査を終えてから研究室で少々授業の仕入れを済ませました。今日は学生諸君の出入りもさほど多くあ…

『王は踊る』はフランス映画の傑作です。

ジェラール・コルビオ監督作品の『王は踊る』は最近のフランス映画の中でもベスト作品の一本に数えられる作品です。私は封切りの時に渋谷のシネマライズまで出掛けて二時間の陶酔に浸りました。全編を通じて流れるリュリの宮廷音楽の素晴らしさは何とも言え…

3章の読みとゼミ・ブログへのお誘い。

5限は4年のゼミです。プロジェクターとノートパソコンを担いで教室に移動しました。先ずは先週の復習、それから(S君が作ってくれたばかりの)新ゼミ・ブログの紹介、それからKさんの発表と続きました。石原先生の授業方針が語られる部分です。一種の「…

来客の多い研究室・・・

昨日は色々と出入りの多い研究室でした。地理のM先生が来て立ち話をしていきました。ゼミ生のS君が入れ替わりにやって来て資料を印刷して持って行きました。3限の語学の後でTさんがDVDを返しに来ました。先日貸してあげた『王は踊る』の感想を聞かせ…

樹々の緑が燃え上がる

樹々の緑が燃え上がる 目に見える世界が君をモノクロームの冬から開放する 失われたものの重力を痛覚の記憶とともに忘れ去るとき 初めて君は具象の中を再び歩み始めるのだ かつての君がそうであったように 昂然と瞳に力を漲らせて (微かな痛みの記憶はその…

ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』を読む。

風邪気味で停滞していた先週末からロバート・A・ハインラインの『夏への扉』(ハヤカワ文庫・福島正実訳)を読み始めました。タイムトリップものの古典的な傑作です。小学生の頃からの愛読書なので今までに恐らく30回ぐらいは読んでいると思います。(今…

MITUBISHI UNIの3B鉛筆を買いました。

喉頭ガンで声を失った澁澤龍彦は周囲の人々との会話を筆談で行ったのでした。埼玉近代美術館で開催されている「澁澤龍彦幻想美術館」展ではその肉筆のメモが展示されています。藁半紙の上に何と3Bの鉛筆で会話を書き付けているのですね。この手書きのメモ…

『めぞん一刻』の舞台は文教大学なのですか?

マンガ『めぞん一刻』は小生が若いころに流行った名作です。増殖する登場人物たちの苗字を列挙すると一ノ瀬、二階堂、三鷹、四谷、五代、六本木、七尾、八神、九条・・・となります。そして音無響子さんは「無」だからゼロですか。旧姓は千草さん=「千」だ…

4年ゼミのクローズドのブログが完成!

メールをチェックしました。4年ゼミ生のS君からメールが来ていました。頼んであった4年ゼミのクローズドのブログが完成したのです。(S君、就職活動で忙しいなか、本当に御苦労様でした。)さっそくメールにあったURLにアクセスしてみました。小生の…

ベケット論を読みました。

午後はM君とリュドヴィック・ジャンヴィエのベケット論を読みました。M君の作ってきてくれた訳文に校正を加えるかたちで読み進めていきます。なかなか難しい文体でため息が出ます。研究費で買った新着のベケットの研究書も二人で少々目を通しました。(M…

ランニングに出掛けました。

朝は別所沼までランニングに出掛けました。風邪が抜けたばかりなので無理はせずに最低速度で走りました。10000mを走破しました。帰り道では「散歩道のご隠居」にお会いして挨拶しました。お元気そうでした。(能率手帳には往復の散歩道の距離も加えて…

巌谷國士(いわやくにお)先生の講演会「澁澤龍彦★美術の旅」を聞きました。

昨日の北浦和の公園は雨でした。妻と二人で埼玉県立近代美術館を訪れました。巌谷先生の講演会は若い人が多くて、200人近くもの聴衆が詰めかけていました。澁澤の人気は一向に衰えていません。整理券が入手できなかったので立ち見になってしまいました。…

一年前のやまもとの日記から・・・

「午後1時42分の快速で移動を開始する。渋谷で地下鉄銀座線に乗り換えて虎ノ門で下車する。街の人に道を尋ねながらホテルオークラ東京に向かう。最後の上り坂がきつい。オークラ別館の21階に上がる。もう客が集まっている。I君に挨拶して会場に入る。…

「かまいけ健康塾」に参加してから一年・・・

昨年の5月6日に「かまいけ健康塾」に参加してから一年が経ちました。「糖質制限食」に挑戦した一年でした。このブログをご覧の学生諸君で、ご両親などに高血糖で悩んでいる人がありましたら参考にしてください。一年前のホテルオークラで開催された「かま…

町田康さんも折り込み広告の裏を利用しますか?

写真はB4の大きさの紙ですが、実は新聞の折り込み広告(パチンコ屋さんの広告)の裏紙です。作家の町田康さんが、無名時代に折り込み広告の裏紙に詩や文章の草稿を書き付けていたと聞いたことがあります。滑りやすい表面に青の水性サインペンで走らせるよ…

茂木健一郎さんの『脳と仮想』(新潮文庫)

風邪が悪化してしまい熱が下がりません。パジャマのままで茂木健一郎さんの『脳と仮想』(新潮文庫)を読んで一日を過ごしました。この本はベストセラーの文庫化というわけです。脳科学の本というよりも、一種の文学論・芸術論として読み取れるのではないか…

デジタル日記からブログへとお引っ越しですか?

そのデジタル日記ですが、やまもとは1978年から毎日、「ワープロ日記」を書き続けてきました。一日分のノルマを1200文字と決めていましたので、400字詰め原稿用紙3枚分の日記をほぼ30年ほど書き続けてきたことになります。(プリントアウトす…

風邪気味で午後は停滞しました。

遠出をする気力がないので我が家の居間でTV5を見たり、ブログのバックアップを取ったり、研究用の閉鎖ブログのメンテナンスをしたりで時間を過ごしました。・・・ところで舞田竜宣さんの『24時間の使い方で人生は決まる』(ファーストプレス)には、「…

「ソーセージと春野菜の煮込み・無糖派風」を作る。

昨日も今日も昼飯は自分で作りました。と言っても難しい料理ではありません。「ソーセージと春野菜の煮込み・無糖派風」です。先ずは冷凍のトマトを一個、冷蔵庫から出して、水道の水に晒して皮を剥きます。キャベツ、タマネギ、ピーマン、ニンジンなどお好…

『PLANNING HACKS!企画ハック!』(東洋経済新報社)を読みました。

藤の牛島駅までの往復の車中で原尻順一さんの『PLANNING HACKS! 企画ハック!』(東洋経済新報社)を読みました。仕事をサクッと片付けるためのヒントを「ハック(ス)」と呼ぶのですが、私もこの手の本が好きで良く読みます。今回の原尻さんの本は「凡人を…

特別天然記念物「牛島の藤」を見物に行きました。

昨日の午後は国指定特別天然記念物「牛島の藤」を見物に行きました。東武伊勢崎線・春日部駅で東武野田線に乗り換えて一駅で「藤の牛島駅」に着きます。改札を出て案内板を確認してから歩きます。藤見物の客が何人も歩いているので後をついて行きます。暑い…

別所沼公園にて

新緑のメタセコイアの森は、 みごとなまでの緑の発光体の海だ。 無数の巨大な緑の針が天を突く。 そのライトグリーンの海の底には、黙りこくった沼が、 そして沼を取り囲むベンチたちが黒く沈んでいる。 新緑のメタセコイアの森の みごとなまでの緑の発光体…

ゴールデンウイークの別所沼を走りました。

市民ランナーやウオーカーで公園はにぎわっていました。メタセコイアの葉の緑が増々濃くなってきました。今日は風邪気味で走り始めは調子が出ませんでした。走り込むうちに身体が乗ってきました。8000mから9000mに掛けて軽いランニングハイを体験…

連休前の研究室でペーパーチェイス(書類追放)です。

今日は会議日なのですが、私は会議がありません。自分の仕事がはかどります。気に掛かっていた「人物調書」を先ずは書き上げました。教職を目指す諸君が必要とする書類です。1枚書くのに一時間ほど掛かります。・・・お昼はちょっと早めに学食に移動しまし…

教育実習に出掛ける学生諸君に!

そろそろ教育実習に出掛ける季節が近づきました。やまもとも研究授業の見学のために幾つかの学校に出掛ける予定です。実習生のみなさんの現場での出来・不出来には「教師としての実力」が赤裸々に露呈してしまいます。怖いほどですよ。例えば、英語の教員と…

ドロノキ

ドロノキの向こうに青空が広がる。 ドロノキの向こうに出津橋が伸びる。 橋を渡る彼女や彼は数知れぬが、 ドロノキなんて野暮な名は誰も知らない。 ドロノキのふもとに川面が広がる。 水鳥たちが無心に川面を過ぎる。 ドロノキのふもとに菜の花が群がる。 五…

徳川慶朝著『徳川慶喜家カメラマン二代目』

一昨日の文学散歩では学生諸君と一緒に徳川慶喜の墓所に立ち寄りました。昨日は大学からの帰りに駅前の本屋さんに寄ったところ徳川慶朝著『徳川慶喜家カメラマン二代目』(角川oneテーマ21)という本が目に止まりました。「徳川慶喜の曾孫が辿ったタイ…