2007-05-01から1ヶ月間の記事一覧

「言い出しっぺは常に偉い」

一緒に鎌倉まで出掛けた友人たちの一人S君は、大手の広告代理店を退職して、現在は東京で再就職し、一人暮らしをしています。「TV5」のことやら面白い文庫本のことやら、色々と教えてくれる情報通のアイデアマンです。そのS君は、ボランティア活動にも…

緑の王国

そしてまた緑が世界に君臨する 千億の樹々の梢は緑の炎となって燃え上がる 死者たちの去った風景がエメラルド色の大火災となって炎上する 今は怒りを鎮める時ではない 数々の愚行と和解する時でもない ただこの川の辺の道を 真っ直ぐに歩くだけで事足りる 君…

「既製のベケット像をしたい」

午後はM君とベケットの読書会を楽しみました。今日は先日、フランス図書で買ってきたベケットの研究書をコピーして読んでみました。まだ冒頭の部分だけなので何を言いたいのか余り良く分かりません。著者は今までのベケットに与えられたレッテルを剥がして…

「澁澤龍彦 カマクラノ日々」

鎌倉文学館の企画展「澁澤龍彦 カマクラノ日々」の展示は、この特異な作家の原稿や構想ノート、メモなどを中心とするものでした。以下は、それを見ての感想です。先ずは当たり前のことですが、澁澤が大変な勉強家だったという事実で、几帳面な構想ノートがそ…

江ノ島電鉄で移動しました。

鎌倉文学館の「澁澤龍彦 カマクラノ日々」は澁澤の草稿をたくさん展示していました。私は手書きの原稿には誰のものでも関心があります。(ゼミ生のレポートでも下書きがあれば興味があります。)特に澁澤ならば格別の思いがあります。『高丘親王航海記』の構…

澁澤龍彦の墓・小林秀雄の墓

浄智寺まで移動して澁澤龍彦の墓を探します。小さな墓に合掌して境内を散策しました。緑が息苦しいまでに濃い、初夏の空間が漲っています。次に東慶応寺まで移動して小林秀雄の墓を詣でました。小さな花が咲き乱れる「尼寺」の境内です。我々男性が泥靴で踏…

鎌倉まで文学散歩に出掛けました。

フランス語フランス文学学会に参加するため京都から上京してきた友人と東京の友人と私の三人で鎌倉まで文学散歩に出掛けました。朝の11時に東京駅の「銀のすず」に集合しました。「鎌倉・江ノ島フリー切符」を買い求めて電車に乗りました。結構乗り出があ…

日本フランス語フランス文学会です。

野菜とソーセージを煮て食べてから明治大学に移動しました。聖橋に出てしまい少々歩きました。先ずはリバティータワーの1階の大講堂でPierre PACHETさんの特別講演を聞きました。「死者について語る、死者に語りかける」と題した講演で感銘を受けました。ワ…

「朝日新聞に釜池先生が出ているらしいぞ」

昨夜、友人のI君に「朝日新聞に釜池先生が出ているらしいぞ」と教えてもらいました。帰宅して調べてみたら本当でした。2007年5月17日の朝日新聞「ドキュメント医療危機」です。編集委員・田辺功さんの署名記事です。腎臓移植で話題になった万波誠医…

詩人は留守のようです。

土砂降りの雨が上がったので別所沼までランニングに出掛けました。土曜日なのに雨上がりなのでランナーの姿もまばらでした。昨夜のお酒を蒸発させようと真面目に走りました。午後は学会に出掛ける予定なので5000mでやめておきました。今日はなかなか切…

「般若心経」を唱えて瞑想のまね事をしてみました。

メタセコイアの並木の手前の広場に面して四つの木のベンチが並んでいます。私が好きなのは向かって左から二つ目のベンチです。言わば私の定位置のベンチです。・・・今朝は身体の切れが悪くてランニングのフォームが定まりません。だらだらと走ってしまいま…

Cafez「カフェーズ」の料理を紹介しましょう。

http://www.cafez.net/index.htmlCAFEZ COURSE MENU(5月のコースメニュー) 炙り帆立とヴィシソワーズ、グリーンアスパラ オランデーズソース、穴子のベニエ 空豆入り押し麦のリゾット バルサミコソース、牛ホホ肉の赤ワイン煮 ドフィノワーズ添え、苺のグ…

「カフェーズ」でフランス料理を堪能しました。

京都から友人が来るので移動して新宿のビルで会う予定です。南越谷の旭屋書店で『夢十夜』を買って(アルバイトをしているゼミ生・某さんに挨拶して)本を読みながら新宿に移動しました。「文鳥」がなかなか面白いですね。『夢十夜』の第1夜も素晴らしい出…

午後は語学の授業が2駒ありました。

3限のフランス語は新しい章に入って「否定文の作り方」などを学びました。最後にビデオを15分ほど見ました。ゴッホ美術館の映像を紹介するNHKのシリーズの一つです。今日は欠席が多いのが気に掛かりました。・・・4限のフランス語はロワールの城巡り…

プロジェクターが死んでしまった!(;_;)

午後の1時からは「文学」の講義です。とは言っても今日はDVD鑑賞の予定です。先週見る予定だったDVDが不調だったので、今日はリターンマッチのつもりなのです。早めに13101教室に移動しました。コンソールのスイッチを入れます。スクリーンを降…

3年ゼミのメーリングリストを作りました。

午前中は読書会の予定だったのですが、相棒のFさんが調子が良くなくて中止になってしまいました。(Fさん、どうぞお大事に。)研究室で、3年ゼミのメーリングリストを作りましたが、なかなか上手に行きません。Freemlでも、Infoseekでも、なぜか「メール…

会議のない「会議日」はありがたい。o(^0^)o

今日は「会議日」なのですが、私は有り難いことに会議の予定が入っていません。朝は自宅で読書、それから近所のSTARBUCKS COFFEEでも読書しました。読まねばならない論文を一本読み上げました。昼前に大学に移動して書類やメールに目を通しました。午後は少…

千種キムラ・スティーブン著『『三四郎』の世界(漱石を読む)』(翰林書房)を読了しました。

著者はロンドン留学中に初めて漱石の『三四郎』を読んだと言います。後書きを引用させていただきます。「文化のちがいにふりまわされる三四郎に同情しつつも、あまりの己惚れぶりに、笑いがとまらなかった。知性豊かな美禰子のさわやかさも印象的で、愛する…

千種キムラ・スティーブン著『『三四郎』の世界(漱石を読む)』(翰林書房)は素晴らしい。

午後は天気も回復しました。気分転換に駅前の(と言うか駅下の)STARBUCKS COFFEEまで出掛けてアイスコーヒーを飲みながら千種キムラ・スティーブン著『『三四郎』の世界(漱石を読む)』(翰林書房)を読みました。一日で読了までは無理ですが大変に面白い…

朝は別所沼までランニングに出掛けました。

大学はスポーツ大会で今日は休講です。朝は別所沼までランニングに出掛けました。オナガが悪声でギーギーと鳴いています。シジュウカラも良い喉でツッピーツッピーと鳴いています。順調な走りです。ところが8000mほど走ったところで一天にわかにかき曇…

3年のブログも完成しました。(みんな集まれよ!)

メールをチェックしていたら3年ゼミ生のO君から「ブログが完成した」との知らせが届いていました。さっそく確認してみました。まだ枠だけです。今まで発表した諸君がメールで送ってくれたデータを少々張り付けておきました。これで4年、3年とも基本的な…

M君とベケットの『クラップの最後のテープ』を読みました。

学生食堂で昼飯を食べて研究室に入りました。先ずは言語文化研究所の共同研究の申請書を書き上げて研究所まで出しに行きました。午後の1時からはM君とベケットの『クラップの最後のテープ』を読みました。贅肉をこそげ落としたベケットの文章から心に染み…

埼玉近代美術館の展示を楽しみました。

腹ごしらえを済ませて先ずは近代美術館の常設展を見ました。ジョルジュ・ルオーの「横向きのピエロ」やパブロ・ピカソの「静物」を見てから、日本人画家の作品を見ました。小茂田青樹の「春の宵」が楽しいですね。梅の花の中にミミズクと猫が見えます。(猫…

大きな窓のレストランの外は緑が燃え上がります。

昨日の午後は埼玉県立近代美術館に出掛けました。美術館の中のレストラン「ペペロネ」で昼食を取りました。妻と私はホタテのソテー(フレッシュトマトソース)、娘はウナギのトマト煮、手打ちパスタ(アサリとシラスとワカメ)を食べました。グラスワインも…

日曜日の朝のお楽しみは「日曜美術館」です。

日曜日の朝の8時からはNHK教育テレビの新日曜美術館「憧れと苦悩と・洋画家たちのパリ」を見ました。黒田清輝(「読書」「婦人像(厨房)」「湖畔」)、浅井忠(「グレーの柳」「ルクサンブール公園」)、羽賀徹、安井曾太郎(「裸婦」「花と少女」「婦…

夏目漱石の足跡を尋ねて早稲田から神楽坂へ歩く。

昨日の午後は新潮文庫編『文豪ナビ 夏目漱石』(新潮文庫)を片手に、一人で散歩に出掛けました。先ずは東京メトロ東西線・早稲田駅で下車しました。地上に出ると目の前に、高田馬場の仇討ちで有名な堀部安兵衛にゆかりの小倉屋酒店があります。その先に「夏…

「離脱の小径(こみち)」は私の「哲学の小径」です。

朝は「OTTAVA」でクラシックを聴いてエンジンを掛けました。それからしばらくTV5を見ました。サルコジの教育政策を巡っての討論番組でした。着替えを済ませて別所沼までランニングに出掛けました。今日は幼稚園の遠足らしく、大勢の園児たちがお父…

「間違いを通じて学ぶ権利が学ぶものにはある。」

5限は3年のゼミです。今日は日文の3人がテキスト2章の要約の資料を配布して発表しました。良くまとまった配布資料でした。「ゆとり教育」についての著者の態度は、良く読み込んでおく必要のある部分です。「間違えることを恥じない」という部分も重要で…

ピカソの妻オルガの顔の変貌には愕然です!

午後は語学の授業が2駒有りました。1時からは臨床心理のクラスのフランス語1の授業でした。対話の部分の復習、練習問題と進めた後で「ピカソ美術館」のビデオを学生諸君と見ました。ピカソの絵の変遷を、付き合っていた女性たちとの関係から捉えたNHK…

「OTTAVA」(オッターヴァ)をご存じですか?

2007年5月9日の朝日新聞の文化欄で「OTTAVA」(オッターヴァ)が紹介されています。「クラシック デジタルラジオに期待」という題の記事です。(以下引用です。)「耳に心地よいクラシック音楽を3、4分ずつ抜粋し、解説なしで次々に流す。TB…