夏目漱石の足跡を尋ねて早稲田から神楽坂へ歩く。

takuzemi2007-05-13

昨日の午後は新潮文庫編『文豪ナビ 夏目漱石』(新潮文庫)を片手に、一人で散歩に出掛けました。先ずは東京メトロ東西線早稲田駅で下車しました。地上に出ると目の前に、高田馬場の仇討ちで有名な堀部安兵衛にゆかりの小倉屋酒店があります。その先に「夏目漱石誕生の地」の黒御影石オベリスクが立っていました。
道路の向こう側の誓閑寺を詣でました。漱石の『硝子戸の中』に鐘の音の思い出が語られているお寺です。立派な釣り鐘がありました。境内を出て、再び夏目坂を登ります。結構な勾配です。夏目坂を登り詰めて左折しました。素敵なたたずまいの早稲田小学校を見物してから、「漱石公園」に立ち寄りました。漱石銅像が有るものの、文学史に残る偉大な作家の最期の場所という雰囲気は感じられません。わずかな緑があるばかりです。猫の墓は多層の塔になっています。漱石銅像も決まり悪そうに黙りこくっていました。早稲田通りに出て、神楽坂まで歩きました。だらだら続く道で結構、疲れました。
やっと神楽坂に着いて町並みを楽しみました。神楽坂の商店街は好きなスポットです。毘沙門天狛犬を写真に撮りました。ガレットを出すお店の「ル・ブルターニュ」は長い列が出来ていました。美味しい肉まんで有名な「五十番」も長い列が出来ていました。不二屋の「ぺこちゃん」が相変わらずの笑顔を振り撒いていました。