今回は「新作」に挑戦してみたくなりました。

takuzemi2010-05-14

 入学課の職員のIさんからのメールが届いています。6月13日のオープンキャンパスで開催される模擬授業のタイトルと資料を5月26日までに送って欲しいという内容です。このところ忙しい日々が続いていました。私がオープンキャンパスの模擬授業を担当することになっていたのも完璧に忘却していました。ちょっとヒヤリとしますね。
 高校での「出前授業」では「初めてのフランス語」と言うような内容の授業を良く担当します。「出前授業キット」なる教材一式が用意してあります。「山根式袋ファイル」の中にワンセットで投げ込んであるので、それを用意して出張先に出掛ければ良いのですね。
 けれども今回は「新作」に挑戦してみたくなりました。ジャック・プレヴェールあたりの詩の鑑賞で50分の模擬授業を展開してみたら面白かろうと考えたのです。そこで、朝のうちにネット上でプレヴェールの詩の朗読の動画を探してみました。いくつか見つけたのですが、なかなか良いものは見当たりません。
 準備が間に合わなかったら「出前授業キット」のある最初の案に戻ることも可能です。この週末にしばらく計画を練ってみることにしました。・・・10時40分からはFさんとの「ランボー読書会」の予定が入っています。今日は実は大学は「新入生歓迎スポーツ大会」が開催されています。授業の方は終日休講なので気が楽です。ラフな格好で我が家を後にしました。

Fさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。

 風が爽快です。3号館に入ってみたら研究室棟も人影がありません。10時40分からは相棒のFさんとの「ランボー読書会」を楽しみました。例によってランボー研究者ブリュネル先生の論文をゆっくりと読み進めました。今日はなかなか難しい部分が2箇所もあって、長考を強いられました。90分のテクストとの対話を終えてから、Fさんと最近読んでいる本のことを話題にお喋りを楽しみました。
 午後は谷中でも歩いてみようかと考えていました。ところが、研究室を後にして元荒川の土手まで出てみたら意外と寒いのですね。このところ「年寄りの冷や水」は避けるように心掛けています。無理はせずに、まっすぐ帰宅することにしました。
 駅前の須原屋書店で岩波文庫の『ハムレット』とローレンス・オリヴィエ製作・監督・脚本・主演のDVD『ハムレット』とを買って帰りました。帰宅してさっそくDVD鑑賞に取り掛かりました。153分もある超大作です。一度に全部は見られません。冒頭の30分ほどを見ておきました。
 以前は夕方の半端な時間帯に自分で撮ったデジタル写真のデータをPanasonicのLet's noteでスライドショーにする習慣がありました。画像のデータが増え過ぎて、ハードディスクが圧迫されるようになったので、外付けのハードディスクに画像データを移行してしまいました。ところが、手近に画像がないと、見て楽しむという習慣そのものが薄らいでしまうようです。映像を楽しむのは悪い習慣ではありません。ロンドンやパリの画像だけでもLet's noteにコピーしておくことにしました。