5時15分に目が醒めてしまいました。今朝もどんよりとした雲が低く垂れ込めています。

takuzemi2014-06-10

 朝は5時15分に目が醒めてしまいました。今朝もどんよりとした雲が低く垂れ込めています。予報では午後から雨になると言うことで、傘が手放せない日々がしばらく続きそうです。朝は新聞にざっと目を通してから、春学期の授業終了日の7月26日土曜日までの授業予定を能率手帳改めNOLTYに書き出しました。比較文化論の最終回には「フランスの近代化とオースマンのパリ改造」と題して講義を行う予定です。手持ちのハンドアウトは配布用として少々長過ぎるので、多少ともシェイプアップすることが必要だと思っています。また演劇論も頭が痛いですね。『モリエール、恋こそ喜劇』のDVDがどこかに紛失してしまったのです。手持ちのDVDの『ヴェニスの商人』や『リア王』が有るので何とか授業に穴を開けることは無さそうなのですが、DVD鑑賞ばかりで、講義を疎かにするのは教員としての職業倫理に抵触するのではないかと思っているところです。ともあれNOLTYに授業終了日までの授業予定をすっかり書き出したので、頭の中が空っぽになりました。これはデビッド・アレンさんの提唱する「頭の中にある考えをすべて一枚の紙に書き出しなさい」というGetting Things Doneの手法にも合致していますね。今日は来週の演劇論と文学のハンドアウトを多文化準備室の助手のMさんに手渡しておくつもりです。来週の演劇論はDVD観賞を中心に『空騒ぎ』を学生諸君に観てもらうつもりです。大変に楽しい作品ですから学生諸君も充分に満足してくれるものと思っています。文学では伊豆利彦さんの「『行人』論の前提」を語る予定です。主人公の一郎を中心とした読解をずらせて、二郎とお直を中心に読解を進めると意外な事実が分ると伊豆さんは主張しているのです。

車中では梶尾真治著『おもいでエマノン』(徳間文庫)を再読しました。

 8時35分の新習志野行きに乗って移動を開始しました。車中では梶尾真治著『おもいでエマノン』(徳間文庫)を再読しました。大学に着いて、日文の準備室に立ちより国際交流委員長のS先生に第2回文学部国際交流委員会の議事録を手渡してくれるように頼んでおきました。メールの不調で止む無くアナログの媒体となりました。いつものように観たばかりの「ラウル・デュフィ展」の書類を英文科の助手のKさんに手渡しておきました。また個人研究費を使用して消費するつもりです。来週の演劇論と文学のハンドアウトを作成して多文化準備室の助手のMさんに手渡しておきました。教育支援課に移動して明日の「新入生図書館利用ガイダンス」の情報をB!bb'sで流してくれるようにお願いしておきました。
 演劇論は「少年俳優の活躍と変装」と題してお話しました。河合洋一郎先生のテクストです。シェイクスピアの時代には女優という存在は居なくて、女役を演じていたのは少年俳優だったことをお話しました。つまり「異装」ですね。「異装」とは普通とはかわった服装。規定にはずれた服装を意味します。こうした「異装」の力を借りて少年俳優は異なるジェンダー間を乗り越えるのですね。言い換えれば男と女の間を自在に移動するわけです。残り時間は『恋に落ちたシェイクスピア』を観て授業を終えました。
 4限の4年生のゼミでは国分功一郎氏の「贅沢のすすめ」を輪読しました。一見不必要と思われて非難されてしまう贅沢の中にこそ生活の豊かさが有ると言う主張です。ゼミを終えてからルノワールの絵画を紹介するビデオを観て授業を終えました。