午前中は研究室で作業、午後は読書会です。

今日も、M君とフランス語で『クラップの最後のテープ』を数ページ読みました。クラップ老人が、舞台の上でたったひとりで、三十年前に録音した自分自身の声のテープを聞くという設定の「ひとり芝居」です。痛ましいほどの喪失感が胸に迫ります。白水社版の『ベケット戯曲全集』も図書館から借りてきて、時には参照しているのですが、どう訳すべきか確定できない部分が色々と出てきます。難しいです。