ゼミの学生諸君と文学散歩に出掛けました。

takuzemi2007-04-29

正午に日暮里に集合し、先ずは本行寺を見学しました。大田道灌の物見塚があります。山頭火の句碑、一茶の句碑を見てから、谷中の墓地を一回りしました。徳川慶喜墓所などを見学し、多宝院の立原道造の墓を詣でました。谷中の町を歩いて、朝倉彫塑館を見学しました。ここは、やまもとの大好きな空間です。多忙な現代社会の気ぜわしい時間を忘れさせてくれる「ゆるやかな時間」が流れています。じっくり見学してから、谷中銀座を散歩しました。「よみせ通り」はかつての藍染川が暗渠になったもので、『三四郎』の主人公・三四郎と美禰子が歩いたルートです。二人にゆかりの枇杷橋の跡を見学してから、有名な和紙のお店「いせ辰」に寄りました。袋物や和紙の彩りが何とも奇麗です。三崎坂をだらだらと登って「旧吉田屋本店」を見学してから、芸大の方角に抜けました。芸大のキャンパスの緑が何とも輝いていました。最後は上野公園を歩いてグリーンサロンで一休みして解散しました。それにしても、お天気に恵まれて楽しい一日を過ごせました。o(^0^)o(気がつけば今日は中原中也の生誕百年の誕生日なのでした。今朝の天声人語をご覧ください。中也の声のことなど、大変に面白い記事になっています。)