岩波書店版で読み続けることにしました。

takuzemi2007-07-18

夏目漱石の『二百十日・野分』(新潮文庫)を読了して『道草』を読み始めました。今まで文庫本に赤ペンとダーマトグラフで傍線を引きながら読んでいたのですが、最近はとみに目の調子が良くありません。文庫本を断念して、少々重いのですが、岩波書店版の『漱石全集』で未読の作品を読み続けることにしました。学生食堂で昼食を済ませてから、小雨の降るキャンパスを横切って図書館に移動しました。地下の書架で漱石の全集を探します。『道草』と少々読み直したいところのある『虞美人草』の二冊を借りようと思っていたのですが、『虞美人草』の方は貸出中でした。このブログを読んだどなたかが読みたくなって借りていったのかも知れません。・・・借りてきた岩波版の全集は素晴らしい装丁です。手に取ってみるとしっくりします。ページを開いてみると何とも美しい活字です。何も文庫にこだわることはなかったと反省しました。・・・雨の午後は暗くなるまで会議が続きました。(写真は文教大学越谷図書館です。)