フレデリックはアンヌ・マリの写真をガーゴイルと一緒に撮っておきました。

takuzemi2014-12-12

 9時からのフランス語2が待っています。7時37分の新習志野に乗ったのですが、車中は混雑していて立錐の余地もありません。どんよりとした曇り空で、車窓からの眺めを楽しむだけで武蔵野線は終わってしまいました。東武スカイツリーィ・ラインに乗り換えたら座席を確保できたので手帳を確認することができました。大学には8時15分に着いて自動販売機で「南アルプスの天然水」を買ってから、多文化準備室の鍵束を守衛室で受け取っておきました。
 1限のフランス語2では29ページの練習問題の残りから始めたのですが、学生諸君の出席率も悪く、解答も手際良くないので関係代名詞と強調構文の問題は私がやってしまいました。それからフレデリックとアンヌ・マリがノートルダム寺院を訪問するのですが正門の前の彫刻が聖書の物語を語っていることに気付きます。コンサートが終わってからアンヌ・マリとフレデリックが大聖堂の塔に登るのですが、フレデリックは「ここからパリを眺めたことがあるかい?」とアンヌ・マリに尋ねます。アンヌ・マリは「一度だけ来たことがあるけど、忘れてしまったわ。」と言います。ノートルダム寺院の塔からはエッフェル塔やデファンス地区の高層建築やアンヴァリッドのドームも見えます。フレデリックはアンヌ・マリの写真をガーゴイルと一緒に撮っておきました。ガーゴイルはアンヌ・マリをうっとりさせると言うところまで読んでルノワールの絵画を紹介するDVDを観ました。「ムーラン・ド・ギャレット」や「ぶらんこ」、「田舎のダンス」「都会のダンス」などの女たちを美しく描いたノルワールの才能が際立っています。フランス語2が終わってから次回のハンドアウトを多めに印刷しておきました。

2限の時間帯は相棒のFさんと「ランボー読書会」を開催しました。

 11月28日に生涯学習センターで開催された「サンテグジュペリの『星の王子さま』を考える」のアンケートの集計結果が戻ってきました。好意的な意見が多かったですね。私が「続『星の王子さま』を考える」を開催して欲しいと言う意見も有りました。満足の行く結果でほっとしたものでした。一仕事を成し遂げた満足感が迫ってきました。江種満子先生の『夏目漱石の恋、漱石文学の恋』もアンケートと一緒の袋に修了証も入っていました。一仕事を成し遂げた満足感が迫ってきました。
 2限の時間帯は相棒のFさんと「ランボー読書会」を開催しました。ミシェル・ビュトールの「ランボーに関する即興」をいつものように読んだのですが、下調べも満足の行くようにやっていなかったので、四苦八苦の連続でした。
 「ランボー読書会」が終わってから学生食堂の2階に出掛けました。いつものように鉄板を食べようと思ったのですが、鉄板は売り切れで仕方なく1階に降りて空揚げ定食を食べたのですが、何故かご飯が大盛りで食べきれなくて半分ほど残してしまいました。
 4年ゼミ生のYさんが私の研究室を訪問してくれました。欠席が多い女学生なのですが卒業生の卒論を見たいと言うのです。フォーマットを参考にして卒論を何とか書き上げたいと思っているらしいのですね。私の思いは何とか卒論を書き上げてくれることを祈るばかりです。
 5限の3年生のゼミではAさんのランボーに関する発表が有りました。母は厳格勤勉で気位が高く、極度の敬神家であり詩人の幼時に強い影響を及ぼしたとの説明が有りました。もう一つの発表はSさんのボードレールに関するのもで、その悲惨な生涯に於いて絶えず「新しさ」と「美しさ」を模索し続けたとの説明が有りました。クリムトの絵画を紹介するDVDを観ました。「水蛇」、「パラス・アテナ」「愛」などの金箔を散りばめた作品が続きます。残り時間では紙を配って学生諸君の近況を尋ねる文章を書いてもらいました。