いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。

takuzemi2015-06-12

 いつものように地下の貯蔵室にごみを捨ててから、ホールで新聞を取って自室に戻ります。「しつもん! ドラえもん」の質問は「プロやきゅう編」で「9月3日はホームラン記念日とされているよ。何があった日かな。」と有り長島茂雄王貞治が関係していると思ったのですが、半ば当たっていました。新聞を開いて答えを探したら「王貞治選手が世界記録を作った」と有り、解説には「1977年のこの日は、当時巨人の王貞治選手が通算756号本塁打を放ち、大リーグ記録をやぶったよ。通算868本を打ったんだ。」と詳しい解説が有りました。それから夏目漱石の『それから』を切り抜いてファイルに投げ込んでおきます。「一時間の後、代助は大きな黒い眼を開いた。その眼は、しばらくの間一つ所に留って全く動かなかった。」(中略)「膝の周囲に、まだ三、四匹這っていたのを、薄い象牙の紙小刀で打ち殺した。それから手を叩いて人を呼んだ。「御目醒ですか」といって門野が出て来た。(中略)「君、僕が寐でいたうちに、誰か来やしなかったかね」と静か調子で尋ねた。「ええ、御出でした。平岡の奥さんが。よく御存じですな」と門野は平気に答えた。(中略)「それで奥さんは帰ってしまったのか」「なに帰ってしまったという訳でもないんです。ちょっと神楽坂に買物があるから、それを済ましてまた来るからって、いわれるもんですからな」「じゃまた来るんだね」と有り代助が三千代の訪問を期待していることが分かります。
 朝から細かい雨が降っています。傘を差して散歩に出掛けました。7時調度に家を出て散歩に出掛けました。先ずはプチ・パワースポットの沼影観音堂を目指します。六地蔵様を拝んでから本堂の銅鑼を叩いて合掌をしておきました。武蔵浦和の駅まで引き返して別所沼を目指します。駅前の自動販売機で冷たいお茶を買い一口飲んでそのまま散歩を続けます。「花と緑の散歩道」の紫陽花が青い色に染まって美しいですね。雨の別所沼は散策する人もなく閑散としていました。いつものように長谷川かな女の句碑「曼珠沙華あつまり丘をうかせけり」を味わいました。埼玉県原爆死没者慰霊の碑に合掌し別所沼弁財天に賽銭を入れて柏手を打っておきます。風の神エベーカトル・ケッツアルコアトルに挨拶をしておきました。帰路は8時近くになり集団登校をする小学生の群れに出会います。色とりどりの傘を差していて可愛いですね。自宅に帰って能率手帳改めNOLTYに別所沼3000歩と書いておきました。

程なくランボー読書会の相棒のFさんが現れて読書会が始まりました。

 9時44分の新習志野行きで移動を開始しました。車中では幸い座席を確保できたのでドミニック・ローホーさんの『屋根ひとつお茶一杯』(講談社)を読みました。「早朝にカーテンの襞から漏れてくる朝日の細い光の帯、花瓶に挿したシャクヤクの花の甘い香り、北斗七星が夜空を飾るころ、しっとりとした音楽を聴きながらキャンドルライトの下で味わう夕餉のワイン。自分の幸福の一端は自分自身の責任でもあるのです。」と有りました。大学には10時25分に着き、先ずは出勤簿に印鑑を押しておきました。程なくランボー読書会の相棒のFさんが現れて読書会が始まりました。「ランボーの詩句の特徴は日常的な単語を使いながら意味をねじ曲げて、奇妙な意味で使うことに有ると言う事が書かれていて我が意を得たものでした。ランボーのテクストからの引用も多かったですね。また道徳は脳髄の衰弱を意味するほかないと言う言葉も有って楽しい読書会でした。学生食堂の2階で鉄板を食べたのですが、豆腐のステーキでがっかりしたものでした。5限の3年生のゼミまで、かなりの時間が有ります。相棒のFさんがコピーしてくれた新しい部分の単語引きを済ませておきました。
 5限の3年生のゼミではYさんのジャポニスムに付いての発表が有りました。「ヨーロッパで見られた日本趣味のこと。ジャポニスムは流行にとどまらず、それ以降世界的な芸術運動の発端となったのである。と有りました。もう一人の発表はNさんのエディット・ピアフに付いてのものでフランスで最も愛される歌手の一人、彼女の音楽の特徴は、自身の生涯に影響された感傷的なバラードであるとの紹介が有りました。次は『『星の王子さま』を学ぶ人のために』を輪読しました。ユマニスムに付いて学びました。ユマニスムを特徴づけるものは精神的価値や知的価値の再発見であり、また平和主義や宗教統一運動、そして時には国際主義を受け入れることである。と学びました。学生の近況を尋ねたら「一般企業のインターンシップも始まり、いよいよ本格的に自分の将来を決めていかなければならなければという思いがすごくあります。」「課題が多く出たので、それをこなすのに疲れました。」「気になる舞台が有ります。それは今年秋にやっ蜷川マクベス」です。」「最近バイトばかりに力を入れているので、勉強、部活、バイトをしっかり両立していけるように頑張ります。飲み会を楽しみにしています。」と有りました。(写真はベアトリス・アッピアの『ひなげしのお話』の一齣です。)