程なくランボー読書会の相棒のFさんが現れて読書会が始まりました。

 9時44分の新習志野行きで移動を開始しました。車中では幸い座席を確保できたのでドミニック・ローホーさんの『屋根ひとつお茶一杯』(講談社)を読みました。「早朝にカーテンの襞から漏れてくる朝日の細い光の帯、花瓶に挿したシャクヤクの花の甘い香り、北斗七星が夜空を飾るころ、しっとりとした音楽を聴きながらキャンドルライトの下で味わう夕餉のワイン。自分の幸福の一端は自分自身の責任でもあるのです。」と有りました。大学には10時25分に着き、先ずは出勤簿に印鑑を押しておきました。程なくランボー読書会の相棒のFさんが現れて読書会が始まりました。「ランボーの詩句の特徴は日常的な単語を使いながら意味をねじ曲げて、奇妙な意味で使うことに有ると言う事が書かれていて我が意を得たものでした。ランボーのテクストからの引用も多かったですね。また道徳は脳髄の衰弱を意味するほかないと言う言葉も有って楽しい読書会でした。学生食堂の2階で鉄板を食べたのですが、豆腐のステーキでがっかりしたものでした。5限の3年生のゼミまで、かなりの時間が有ります。相棒のFさんがコピーしてくれた新しい部分の単語引きを済ませておきました。
 5限の3年生のゼミではYさんのジャポニスムに付いての発表が有りました。「ヨーロッパで見られた日本趣味のこと。ジャポニスムは流行にとどまらず、それ以降世界的な芸術運動の発端となったのである。と有りました。もう一人の発表はNさんのエディット・ピアフに付いてのものでフランスで最も愛される歌手の一人、彼女の音楽の特徴は、自身の生涯に影響された感傷的なバラードであるとの紹介が有りました。次は『『星の王子さま』を学ぶ人のために』を輪読しました。ユマニスムに付いて学びました。ユマニスムを特徴づけるものは精神的価値や知的価値の再発見であり、また平和主義や宗教統一運動、そして時には国際主義を受け入れることである。と学びました。学生の近況を尋ねたら「一般企業のインターンシップも始まり、いよいよ本格的に自分の将来を決めていかなければならなければという思いがすごくあります。」「課題が多く出たので、それをこなすのに疲れました。」「気になる舞台が有ります。それは今年秋にやっ蜷川マクベス」です。」「最近バイトばかりに力を入れているので、勉強、部活、バイトをしっかり両立していけるように頑張ります。飲み会を楽しみにしています。」と有りました。(写真はベアトリス・アッピアの『ひなげしのお話』の一齣です。)