田山花袋の「少女病」を精読しました。

午後は1時からフランス語1の授業です。先ずは前置詞と冠詞の縮約の説明をしました。café au laitなどの現象です。それからゴッホ美術館のビデオの後半を見ました。一人前の大人として社会に出て行けなかったゴッホの悲しみが伝わってきます。それにしても画面の青の色が強烈です。
2時40分からはフランス語5です。今日も「ボンジュール・パリ」を読み進めていきます。かなりペースが早いので余すところ数回で読了しそうな感じです。仕事を終えてからOさんとお喋りしました。面白そうな文庫本を教えてもらったので帰りの旭屋書店で買っていくつもりです。
5限は4年のゼミです。なんとなく不安な気分が胸を締め付けるので(^_^;;プリントを用意して4号館の434教室に移動しました。驚いたことに何と学生が一人もいません。「おいおい、何なんだよ」と言う状況です。それでも待つうちに数人の諸君が集まりましたが肝心の今日の発表担当者が姿を見せません。予定を切り替えて田山花袋の「少女病」をプリントで配布して精読しました。なるほど「都市」という装置を上手に描いている小品ではあります。それにしても自然主義文学はおげれつですね。石原先生はこの教材の利点を箇条書きで列挙しています。とりわけ「視線の分析」が『三四郎』の分析にも応用できるという点が重要です。(三四郎も古城と同じ視線で女性を見ているかも知れないのですよ。くわばらくわばら・・・です。)