濃いめの鉛筆で「心象スケッチ」を描きます。

takuzemi2007-05-23

澁澤龍彦喉頭ガンで声を失ってからは、B4の藁半紙に筆談するという形で、周囲の人々とのコミュニケーションを取ったとのことです。その際に使ったのが、3Bの鉛筆だったと聞きました。ところが、NHKで放映された宮崎駿の創作現場のドキュメンタリーを見ていたら、若いころの握力を失ったというあの大監督がスケッチするために使っている鉛筆が何と5B(?)なのですよね。どうやら、力と若さとを失った老人が、なおかつ自らの頭の中の妄想を(それとも素晴らしいアイデアを)定着するには、少なくとも「柔らかな鉛筆」が正統的なツールであるらしいということです。
やまもともしばらくは、濃いめの鉛筆を使って自分の内心の「心象スケッチ」をエスキスしてみることにしましょう。これって実は、何とも楽しい作業でもあるのですよね。(^0^;;;