5限は4年のゼミです。

就職活動が続いている学生諸君も多いためか、なかなか全員出席とはなりません。今回も発表予定者の都合が付かず、私の講義が主体の授業展開になってしまいました。本当は学生諸君に主体性を発揮してゼミを運営してもらいたいので残念です。千草キムラ・スティーブンさんの「脱構築」的解釈を説明し、石原千秋氏の批判もあわせて紹介しました。田山花袋の「少女病」も配布して読んでおくように宿題にしておきました。・・・それにしても漱石のテキストは面白い。多様な読み方を許容する「多声的なテキスト」なのです。