文学部中文科のKさんにいただいたメールです。

ビデオを見て、時代の節目に生きた夏目漱石は、あまりにも自分が生きている現代に敏感になり『自分とは何か』ということに疑問を感じそれを作品を通し自分に日本国民に投げかけていたのだと感じました。そして投げかけた疑問の答えは作品にも漱石自身にもわからないで書き続けられていたのだと思いました。夏目漱石=『坊ちゃん』のイメージで、漱石の鬱的な性格を感じることは出来なかったが、今回ビデオを見て、漱石の人生そのものが鬱で、鬱の世界から現代を客観視していたのだと感じました。
漱石って重いんですね。やまもと)