福島泰樹さんの短歌絶叫コンサートです。

takuzemi2007-07-13

昨日は「文学」の講義を終えてから学食で遅い昼食を済ませました。研究室に戻って芒洋としていたら4年生のSさんが来ました。聞けば「先週休んでしまったので、レポートの課題を教えて欲しいのです」とのことです。課題の狙いを解説して、しばらくお喋りしていたら、「文学」の講義を聞いて何度か感想をメールで送ってくれた人だと分かりました。そのSさんが「日芸の友人に誘われて、日芸の先生と中原中也の詩の朗読会に出掛けたことがある」と言うのですね。「朗読していた人はどんな人だった? ボクシングをやる坊さんみたいな人じゃなかった?」と聞きましたら、「声の良い人でした」と言います。私が持っている福島泰樹短歌絶叫コンサートのカセット『ダンス デカダン』を出してパッケージを見せたら、「あ! この人です」と言います。良く聞いたら、吉祥寺「曼陀羅」のコンサートだったことが分かりました。自宅に帰って福島泰樹のCDを何枚か聞き比べてみました。(写真は最近出た『絶叫! 中原中也』です。福島氏は相変わらず良い声を聞かせてくれます。私のお気に入りの一枚は1991年に出た『福島泰樹短歌絶叫 中原中也』で、このCDでは中也の末弟・伊藤拾郎氏のハーモニカも聞くことができます。)
福島さんはNHK「知るを楽しむ 私のこだわり人物伝」でもナレーターとして活躍しています。現在放映中の姜尚中さんの「夏目漱石 悩む力」でも、迫力のある独特の語りを聞かせてくれています。毎回楽しみにしています。