ベケットの読書会を楽しみました。

takuzemi2007-07-24

梅雨明けとなるのでしょうか? 抜けるような青空が広がりました。朝は少々早めに大学に移動しました。先ずは研究室で読書会の下調べです。Alain Bodiouのテクストが難しくて、未読のまま読書会に臨んだのでは相棒のM君に迷惑を掛けてしまいます。一時間ほど下調べを済ませたところにM君が到着しました。先日、神田で入手した十数冊のベケットの原書があるので、手にとって見てもらいました。お互いなかなか読み切りそうにも思えません。しばらくお喋りしてから、テクストを読んでいきます。なかなか難しくてため息が出ます。今、読んでいる部分の論旨は「デカルト的な真実とは異なる存在の真実がある。そうした真実を捉えられるものが、例えばベケット的な散文なのだ」という展開だと思うのですが、悪戦苦闘です。楽しめました。
昼休みには自己点検評価の担当分の作文を3200字ほど、取りまとめ役のN先生にメールしてから、学生食堂に移動しました。慌ただしくB定食(ご飯抜き)、サラダ、みそ汁を食べると、午後のフランス語の試験の教室に駆けつけます。・・・無事に試験の終わった学生諸君はほっとした顔で帰って行きますが、ざっと見渡した印象では出来不出来に落差が大きい印象でした。後期には授業時に毎回の小テストを課して、学生諸君に発破を掛けようかななどと思いました。