Fさんとのランボー読書会が待っています。

ちょっと出遅れてしまいました。Fさんとの読書会が待っています。大急ぎで大学に移動しました。・・・2限はFさんとブリュネルのランボー研究書を読みました。私の下訳はほとんど預金が尽きてしまいました。今日はFさんの訳文と私の走り書きの下書きを見比べながら読み進めました。「私とは一個の他者である」(Je est un autre.)と言ったランボーですが、『地獄の季節』の語り手は他者である不特定の「ひとびと」(on)に侵食される「私」(je)の苛立ちに囚われているとブリュネルは指摘します。「私」の中に住み着いている「他者たち」の存在は、言葉がどこから生まれてくるのかという問題とも関わり、興味尽きません。年内のランボー読書会は今日でお仕舞いです。一月までには多少は下訳を増やしておかなければなりません。