「オープンユニバーシティー」の講座も最終回です。

takuzemi2008-07-26

生涯学習センター」主催の「オープンユニバーシティー」の講座も今日で最終回です。昼前には大学に移動して、守衛さんにカギの束を借りて、3号館の7階に上がりました。今日は研究室に籠もっている教員の数も少ないらしく、研究室棟の廊下の明かりも薄暗い感じです。先ずは研究室の冷房を入れて照明を点けました。それから準備室のコピー機を借用して追加分のハンドアウトを用意しました。学生食堂で昼食を済ませてから、12102教室に移動して教材提示機の調子を見ておきました。今日はスクリーンにイーストプレス社の漫画版『明暗』のコピーを映写して、あらすじを解説する予定ですので、その下準備というわけです。
午後の1時30分からは、いよいよ講座の本番です。小人数のクラスですが今日はいつもより多くの受講生の皆さんが集まってくれました。『明暗』の読解については、数ある類書の中で一番面白い熊倉千之先生の『漱石のたくらみ』(筑摩書房)の内容を紹介しながら、主人公の津田が「則天去私」の境地へと至るプロセスを推理してみました。