「EmEditorが便利ですよ」と声を掛けました。

takuzemi2009-05-21

午前中は自宅の居間でアラゴンについての下書きや漱石についての箇条書きをA4の30穴のルーズリーフにプリントアウトしておきました。昨日は会議などに時間を取られてしまって自分の仕事が余りできませんでした。今日のプリントも2ページだけです。
早めの昼食を済ませて大学に移動しました。今日も夏のような暑さです。強烈な日差しを避けて元荒川沿いの桜並木を歩こうと思いつきました。堤防への道を歩いていたらフランス語のY先生にお会いしました。しばらく立ち話をして「EmEditorが便利ですよ」と私の最新情報をお伝えしておきました。
昼休みには725教室にハンドアウトと出席表をセッティングしておきました。研究室に戻って講義録のファイルなどを点検して、再び教室に戻りました。今日は水村美苗さんの論文を紹介しながら漱石の『虞美人草』の問題を考えてみることにしました。漱石朝日新聞に入社して新聞に連載された最初の作品です。漢文や美文を使った地の文と会話の部分とが継ぎ接ぎのような印象を与えます。キメラのような文章です。漱石は自分の手持ちの技法のすべてを投入して新作を書いてやろうと思ったのでしょうか。多様なジャンルが混交されている感じで、若い諸君には読みやすい作品ではないかも知れません。