「君のために、恋人よ」のプリントを作りました。

takuzemi2009-10-02

朝の起きぬけの時間にはジャック・プレヴェールの「君のために、恋人よ」(Pour toi, mon amour)のプリントを作って印刷しておきました。今日の1限の授業で読んでみる予定です。
慌ただしくバックパックに荷物を詰め込んで家を出ました。大学へと移動する車中では相変わらず村上春樹さんの『ねじまき鳥クロニクル』を読み続けています。村上さんが主人公のメインの物語の周辺に副次的な登場人物の副次的な物語を配置する手法には感心してしまいます。こうした手法によって中心となる物語が逆に副次的な物語からの光を当てられて、今までとは違う光を放ち始めるのだと言えそうです。
大学に着いて一番にプリントを20枚コピーしておきました。研究室に戻ってバックパックを空っぽにしました。それから教材・教具・教科書をバックパックに詰め込みました。今日は本降りの雨なので、重いテープレコーダーを左手に提げ、ビニールの雨傘を右手で差さなければなりません。721教室に移動して授業に取り掛かりました。1限のクラスでは前章の残りの読章を読み上げてから、プレヴェールの詩を読んでみました。実は「複合過去」を学ぶための絶好の教材なのですね。