たまには毛色の違う本を読んでみるのも一興です。

takuzemi2010-08-01

 朝の起き抜けの時間は稲田三吉先生の『アラゴン研究』(白水社)、Bernard LecherbonnierのAragon(Bordas)などを少々読み進めました。この夏休みにはアラゴンの『冒頭の一句』を勉強してみたいと思っています。稲田先生の本もLecherbonnierの本もそのためのヒントとなるアイデアが沢山書き込まれていて助かります。早朝に2時間ほどの読書の時間を楽しみました。(家人は「起き抜けの時間はテレビを見ずに勉強に使ったら?」とアドバイスしてくれました。
 本に夢中になっていたら、10時前に自宅のチャイムが鳴り驚きました。インターフォンで来客を確かめたら郵便局の職員さんでした。大学の封筒で速達が1通、書留も1通来ています。さっそく開封してみました。1通は教育支援課からのものでした。試験に病欠した学生の再試験申請の書類でした。もう1通はフランス語でペアを組んでいるK先生からのものでした。先生の担当分の成績が送られてきたのですね。これで春学期の成績も少しづつ固まってきそうです。
 10時過ぎには地下の処理場にゴミを捨ててから、地上に降り立って駅前の須原屋を覗いてみました。K先生の「文学セミナー」で野中郁次郎暗黙知経営学」モデル(SECI)の文学への応用というテーマが出てきたのを思い出しました。経営学の書棚を調べてみたら、野中郁次郎・勝見勝共著『イノベーションの作法』(日経ビジネス文庫)という本が見つかりました。たまには毛色の違う本を読んでみるのも一興です。試しに買って帰ることにしました。それにしても今日も猛烈な暑さですね。