4限の4年生のゼミでは3人の諸君が発表を行ないました。

 3限の演劇論では4年前にロンドンのテート・ブリテン美術館で見たジョン・エバレット・ミレーの「オフェーリア」の絵に付いての談話から始めました。小学校の生徒たちが絵の回りを取り囲み、学芸員の女性から話しを聞いていたのが印象的でした。導入の後はハンドアウトに沿って講義を進めました。シェイクスピア肖像画と言われるチャンドス・ポートレートに付いて語りました。『ヴェニスの商人』のユダヤシャイロックに扮した作家の姿だと言われているものです。残りの30分ほどで『恋に落ちたシェイクスピア』のDVDを観て楽しみました。
 4限の4年生のゼミでは3人の諸君が発表を行ないました。先ずはYさんの「ディズニーランドのホスピタリティーに付いて」。二人目はI君の「騎士道と武士道」、そして三人目はT君の「パーソナリティ(人格)障害」です。三人とも良く調べてきてくれました。どのテーマも図書館に行けばどっさりと資料が有りそうなテーマです。本を読み込んで知識を吸収して欲しいと言っておきました。
 図書館の司書のKさんが研究室にひょっこりと顔を見せてくれました。夏休みに学生諸君に読んで欲しい本を紹介してもらいたいと言うのです。私はC.S.ルイスの『ナルニア国物語』とル・グィンの『ゲド戦記』の二つのシリーズを推薦しようと思っているところです。