加島祥造という90歳にある老人は「枯れたお爺さん」だとばかり思い込んでいたのです。

takuzemi2013-12-31

 何度かDVDの予約録画に挑戦してきました。でも、毎回失敗してしまったので、昨夜は家人に手伝ってもらって加島祥造さんの番組を予約録画してみました。加島さんと仲が良い中という姜尚中さんも伊那谷の加島さんのお宅に現れます。姜さんは息子さんの死なれた体験を語り、加島さんも息子を捨てて家を出た体験を語ります。長い人生には数々の修羅場もあるということを実感させられました。私は加島さんのファント言っても良く、『タオにつながる』、『伊那谷老子』、『老子までの道 六十歳からの自己発見』、『タオ』、『老子と暮らす』そして詩画集なのでしょうか、『求めない』と『受けいれる』も持っています。そして加島祥造という90歳にある老人は「枯れたお爺さん」だとばかり思い込んでいたのです。ところが今朝の6時に起きてしまって、録画したDVDを観た印象は全く異なるものでした。自己流の体操などをして、身体を鍛えている様は、ほとんど生臭い老人という印象を受けました。それも生きんとする意志の現れる一つなのでしょう。加島さんが現れる所には常に女性たちが群れ集うようです。これも男性としての加島さんの魅力が素晴らしいからだろうと思いました。ドイツ出身のAM(アム)さんと濃密な時間を過ごした加島さんは本当に果報者だったのだろうと思います。AMさんは急性白血病で加島さんを後に残して亡くなる訳ですが、二人で時を過ごしたことを回想する加島さんには本当の喪失感が見て取れたような気がします。加島さんの意外な一面を発見して、人間というものはなかなか奥が深いんだなあという感想を持ったことでした。