C.S.ルイス作の『ナルニア国ものがたり』が7冊揃っていたのです。

 昨日の朝日新聞の「天声人語」には西脇順三郎氏の「天気」が引用されていました。「(覆された宝石)のやうな朝/何人か戸口にて誰かとささやく/それは神の生誕の日」と言うのですね。西脇氏の詩集は書斎にある筈だと思っていたのですが、探してみたら見当たりませんでした。川越を散策している時にブックファストと紀伊国屋書店の2件の書店に立ち寄ったのですが、どちらにも『西脇順三郎詩集』は見当たりませんでした。今日の昼食には家人が作ってくれた天麩羅入り肉蕎麦を頂きました。お腹が一杯になったので、午後は腹ごなしに「ギリシア的叙情詩」を求めて浦和の街を彷徨してみるつもりです。
 午後は13時21分発の南船橋行きに乗りました。南浦和京浜東北線に乗り換えて浦和で下車しました。先ずは東口のPAECOを目指しました。紀伊国屋書店に立ち寄ったのですが、西脇順三郎さんの詩集は見当たりません。代わりに伊丹十三さんの『ヨーロッパ退屈日記』と『女たちよ!』(いずれも新潮文庫)を買っておきました。どちらも若い頃に大判の本で愛読していた本です。続いて伊勢丹並びのCORSOに立ち寄りました。こちらの書店でもお目当ての本は見当たらず、二階の山野楽器に移動してCDを少々見てから、中山道の須原屋本店に移動しました。こちらでランボー作の『地獄の季節』(イーストプレス)を見つけたので買っておきました。ランボーのテクストがマンガでどう表現されるのかが見物ですね。最後に帰り道を「なかみち」を選んだのが良くなかったのでしょうか。古本の武蔵野書房に立ち寄ったらC.S.ルイス作の『ナルニア国ものがたり』が7冊揃っていたのです。しかも新書判は定価の半額とあります。誘惑に勝てず買ってしまったことは言うまでもありませんね。