双葉荘という下宿の四畳半の部屋で暮らしていたことを思い出しました。

takuzemi2014-01-01

 昨日は大晦日だったのですが、本を探しに大宮のジュンク堂まで出向きました。西脇順三郎氏の詩集を探してみました。文庫本でもあると思っていたのですが、探してみたら見当たらないので少しばかりがっかりしました。その代わりに思潮社の現代詩文庫のシリーズに『西脇順三郎詩集』を発見したので喜んで入手しておきました。もう一つは綾瀬まるさんの『骨を彩る』(幻冬舎)です。近所の須原屋書店で良く見掛けていたのですが、一時期から全く見掛けなくなってしまいました。そんなことが有って頭のどこかに記憶が引っ掛かっていたのでしょうか。その時は著者の名前を忘れてしまっていたので、うろ覚えの書名を検索端末に書き込んで調べてみました。データをプリントアウトして、置いてある場所も分からないので、店員さんに声を掛けて探してもらうことにしました。でも、気に掛かっていた2冊の本が年内に購入できたので満足な大晦日となりました。
 朝は家人が作ってくれた餅抜きのお雑煮を頂きました。鶏肉もほくほくしていて、三つ葉や柚子も香ばしくて、美味しく頂きました。午前中は一家でテレビの歌番組を見て楽しみました。由紀さおりさんの「夜明けのスキャット」を聴いていて、学生時代に洛北の双葉荘という下宿の四畳半の部屋で暮らしていたことを思い出しました。明け方の時間に京都大学の時計台に付けたスピーカーからこの歌を大音量で流すのですね。明け方の時間に目が醒めてしまって困ったものでしたが、早起きするのも悪くはないなと思いなおしたりもしたものです。当時の同級生たちの顔も思い出しました。中核派で白ヘルメットを被っていたO君やブントに属していたI君などの若い頃の顔です。