Mさんはいつもタイミング良くコーヒーを持ってきてくれます。

 1限の英語研究基礎演習が終わって私の研究室に戻ったら多文化準備室の助手のMさんがコーヒーを持ってきてくれました。Mさんはいつもタイミング良くコーヒーを持ってきてくれるので、私としても充分リラックスすることができるのです。コーヒーを飲みながらフエルナンド・ソペア、澤田直訳『[新編]不穏の書、断章』(平凡社)を拾い読みしました。「私は自分自身の旅人/そよ風の中に音楽を聞く/私のさまよえる魂も/ひとつの旅の音楽」(p.38)また「私の視線は向日葵のように明白だ。」(P39)などとペソアの詩人的完成を深く感じさせる断章が数多く有ります。訳者の澤田直さんはしばらく文教大学の非常勤講師として働いていたのですが、流通経済大学の専任講師、そして白百合女子大学の教授ととんとん拍子の出世をしていったことを良く覚えています。澤田さんはサルトルが専門で数多くの論文を書いています。立派な経歴もしっかりした理由が有るのだと考えています。昼休みにはとんきん亭の箱弁当を食べてから図書館新入生ガイダンスの申込書を大学図書館まで届けておきました。6日の金曜日と7日の土曜日には家人と二人で山のホテルに一泊し、ポーラ美術館と岡田美術館を訪問してくる予定です。ポーラ美術館のことは大学時代からの友人の岩佐倫太郎君の『印象派琳派がわかれば絵画が分かる』(舵社)に詳しく書いてあるので持っていくつもりです。当日は雨が予想されるのでドミニック・ローホーさんの『人生で大切なことは雨が教えてくれた』(幻冬舎)も持っていくことにしましょう。