Bunkamuraで開催されている「ラウル・デュフィ展」を鑑賞してきました。

 ブログのデータをWzエディターのunicodeのアウトライン形式にまとめました。テキストファイルを読み直していると、「バルチュス展」「チャイナドレス展」「ジャック・カロ展」、それから多部未華子さんの主演した「わたしを離さないで」などの光景が鮮明に浮かんできました。テキストファイルを作っておくことで、生き生きとした体験を追体験できることは有り難いことだと思っています。
 飲むヨーグルトと焼酎が無くなってしまったので、近くのスーパーまで買い出しに出掛けました。ふと見上げると薄日が射しているのですね。数日以来降り続いていた雨が止み、青空が少しばかり輝いています。『アビーロード』に収録された「ヒア・カムズ・ザ・サン」のメロディーを懐かしく思い出したものでした。
 早めに昼食を済ませてBunkamuraザ・ミュージアムで開催されている「ラウル・デュフィ展」を鑑賞してきました。「サン=タンドレスの浜辺」は明るい色調の溢れる油彩で豊かな色彩が印象的でした。「ヴァンスの眺め」と「ヴァンス城壁の眺め」は二点とも俯瞰図で眺望の広がりを強く感じさせられたものでした。「カルタジローネ」はコントラストの強い建物が数多く描かれていて、黒雲が空を覆い何かしら不吉なものが到来するような不安感を感じさせられたものでした。「モーツァルト」「ヴァイオリンのある静物〜バッハへのオマージュ」「クロード・ドビュッシーへのオマージュ」の三作品からはまるで音楽が聴こえてくるような気がしました。「麦打ち」は収穫されたばかりの麦穂が黄金色に輝いている油彩で、収穫の豊かさが良く感じられたものでした。念願の「ラウル・デュフィ展」を鑑賞して、図版も買い求めて満足して武蔵浦和に帰宅しました。デュフィの絵画が音楽のように私の身体の中でリズムを取っているのを感じたことでした。