「2014 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を観に行きました。

 朝は別所沼まで散歩に行きました。「花と緑の散歩道」ではつまらなそうな顔をした通勤客ばかりで白けた気分になったものでした。いつものようにヒヤシンスハウスの前に佇んだり、埼玉県原爆死没者慰霊碑
合掌したりしたのですが、大変に暑い朝で帰宅してから下着を全て取り替えねばなりませんでした。2時間ほどレポートの採点を済ませてから家人に昼食を作ってもらいました。午後は板橋区美術館まで出掛け「2014 イタリア・ボローニャ国際絵本原画展」を観に行きました。イタリア北部のボローニャは、ヨーロッパ最古の大学がある学術都市として知られているそうで、毎年児童書専門の見本市が開かれるそうです。会場に入ってみるとキム・ミンジの「7匹のペンギン」が有り、可愛らしいペンギンが描かれていて笑いを誘われたものでした。早坂舞香の「めだまやき工場」は鉛筆で描かれた精密な描写で、細部まで細かく描かれているのに感心したものでした。リュカ・ル・ロワの「海底探検」は深海の様子を一面の青で表した意欲作でした。潜水夫が色々のポーズを取っているのが面白かったですね。こまつゆみこの「動物達の住む町(卯田町日記シリーズ)」はかばさんがラーメンを食べている風景で表情がとても可愛いので気に入りました。2枚目は商店街の空に虹が出ている風景で「明日はいいことがありそうです。」のテロップも良くてすっかり楽しい時間を過ごしました。ボローニャのブックフェアは今年で51回目を迎えるとのことで児童書の見本市がこんなに長く続くイタリアの土地の底力に感動させられたものでした。