岡村昭彦写真展「生きること死ぬことのすべて」を観賞しました。

 午後は恵比寿の東京写真美術館を訪問しました。岡村昭彦写真展「生きること死ぬことのすべて」を観賞しました。「キャパを継ぐ男」として注目された岡村はドミニカ、ハワイ、タヒチなどを取材し、68年に家族と共にアイルランドに移り住んだとい言われています。第一章「戦火の街角で」では水田に投入された兵士が五人居ます。至近距離には小銃の銃口が見え、戦火の激しさを思わせます。「ジープの横に政府軍」の第一章」「戦火の街角で」はでは水田に投入された兵士が居ます。至近距離には小銃の銃口が見え、戦火の激しさを想いだせます。戦火の恐ろしさに慄然とさせられました。岡村昭彦の愛用したカメラが有りました。ニコンFとライカM4です。岡村昭彦ベェエトナム戦争に取材した岩波文庫の二冊の著書が有ります。『南ベトナム戦争戦争従軍記』(岩波新書)の正続です。二階に降りて、「ホォタナ・タン まなざしの詩学」を観賞しました。会場に入るとのっけから当惑されましまた。古い記録フィルムや写真を素材として、ドキュメントとフィクションの間を往還しながら集団や個人に於ける文化的差異がいかに記憶され、また人々の記憶に留められて来たかを繊細に問い掛けられると言うことです。行き帰りの電車では幸いに座席が確保できたので、小林泰三さんの『完全犯罪』(創元社推理文庫)を読みました。坂口安吾の『蛸博士』を思い出してしまいました。笑いながら読んだことでした。小林さんの『完全犯罪』は言葉遊びもたっぷりと
詰め込まれていて、笑いながら読んだことでした。(写真は植田正治の「妻のいる砂丘風景」です。)