今回の3年生のゼミではS君の「都市回避」と言う発表が有りました。

 今日も相棒のFさんと「ランボー読書会」を開きました。いつものようにミシェル・ビュトールの「ランボーに関する即興」を読んだのですが、母親が息子の煮えたぎるような渇望を全く理解しないと語られていて母と息子の間のコミュニケーション・ギヤップが主要のテーマでした。
 「ランボー読書会」を終えてから学生食堂の2階でいつものように鉄板を食べたのですが、教職員懇談室に入ったら珍しく音楽専修のM先生が先客でいて一緒に食べたことでした。カリッと揚がった海老フライや豚肉も美味しかったですね。
 今回の3年生のゼミではS君の「都市回避」と言う発表が有りました。私は「都市回遊」と言うテーマを要求していたのですが聞き間違えたらしいのですね。黒板に大きな字で書けば良かったと思ったことでした。2番目の発表は「宿命の女(femme fatale)」に関するものでフランス語の頭韻が「femme fatale」には感じられると言うのですね。二度も「f」の字が繰り返され、 「fatale」の二度の「a」で
大きく唇が全開になると、女性がエクスタシーに達する直前、その快楽をこらえるかのように下唇をかんでいるイメージが沸いてくるとしています。今日は外山滋比古さんの『思考の整理学』(ちくま文庫)から「知恵」では心の振り(生きがい)に付いて語られました。「ことわざの世界」では夜目遠目傘の内に付いて語られていました。「第1次現実」では新しいシステムを考えなければいけないと語られていました。ブリュゥゲルの絵画を紹介するDVDを観ました。「雪中の狩人」や「牛群帰り」、「謝肉祭と四旬節の戦い」などの名画が続きます。最後に学生諸君の近況を書いてもらってゼミを終えました。