山頭火の自由律の句碑が有り「ほっと月がある東京に来ている」と有り私もほっとしたものでした。

 午後は日暮里駅を訪問しました。本行寺に立ち寄ると山頭火の自由律の句碑が有り「ほっと月がある東京に来ている」と有り私もほっとしたものでした。谷中煎餅の店もちらほらと有ります。大黒天の経王寺も有り慶応四年の上野戦争の時、敗走した彰義隊を匿ったため新政府軍の攻撃を受けることになり、山門には今も銃弾の後が残っている。」と記されていて歴史の流れを感じたものでした。坂道を下ると谷中銀座が見えてきます。看板の表記は「谷中ぎんざ」と有り平仮名で書かれていて柔らかさを感じたものでした。美しい着物の丸藤では半纏を3900円で売っています。招き猫の縫い包みも有り490円で売っています。隣の商店では菅井生花店でお正月用の花束を売っています。よみせ通りに足を伸ばすと三陽食品が見えてきます。このお店では蒟蒻、白滝、竹輪などを売っていて、値段が安いのが売りだと言うことでした。岡倉天心記念公園を訪れてベンチで一休みしました。岡倉天心にゆかりの越前水仙が植わっていて可憐な白い水仙が咲いていました。朝倉彫塑館を訪ねたのですが、本日休館の看板が掛かっていて残念でした。お蕎麦の店が多いですね。谷中七福神蕎麦はNHKで放送されました。有名になったものだと思いました。この店では力饂飩、天麩羅饂飩、カレー饂飩、鍋焼き饂飩、アサリ丼など様々なメニューが有りました。谷中の霊園をしばらく散歩してみました。花束が備えられているお墓が多かったですね。先祖が眠る大切な聖地と考えている人が多いのでしょう。息子や家人と一緒に「紅白歌合戦」を観るまでかなりの時間が有ります。書斎に閉じ篭もって友人の岩佐倫太郎君の『印象派琳派がわかれば絵画が分かる』(舵社)を読みました。図版が美しいですね。ジャン・フランソワ・ミレーの「春(ダフニスとクロエ)」やピエール・オーギュスト・ルノワールの「アルジェリア風のパリの女たち(ハーレム)」などを楽しみました。