午後は谷中を散歩してみることにしました。西日暮里駅で今日の散歩を始めました。

 午後は谷中を散歩してみることにしました。西日暮里駅で今日の散歩を始めました。西日暮里公園が有り、パネルにはかつてこの土地には、太田道灌の砦に荷を運んでいた舟人が目印にした舟繋松が有り荒川の雄大な流れ、筑波・日光山の山影を望むことができる景勝地として多くの人々が訪れた。」と有り公園には誰一人も居ないのに時の流れを感じたものでした。公園にはブランコが有るので、しばらく乗っておきました。太平洋美術会が見えてきます。私の祖父が絵描きになりたくてしばらく通っていたと母から聞いたことも有ります。真向かいには総鎮寺が有り、お参りしておきました。浄光寺が有り六地蔵様の写真を撮っておきました。富士見坂から見下ろすと街並みが小さく見えます。養神寺は江戸時代に多くの文人たちが訪れたと言われていて、なかなか立派な仁王様がいらっしゃいました。隣は啓運寺が有り木造毘沙門天像が飾られているそうです。扉は閉ざされていて見ることも出来なかったのが残念です。朝倉彫塑館は今日は休館日で毎週月曜日と金曜日がお休みだと言うことで、NOLTYに念のため書いておきました。その代わりに谷中銀座を訪れました小さな商店がひしめき合っています。谷中霊園を訪れました。天王寺が有り松が植えられています。五重の塔の跡が有り今は何も無くなっていて儚いものだと思いました。帰宅して『土屋耕一回文集』(角川文庫)を読んでおきました。「品川にいま棲む住まい 庭がなし」、「恋しさや 笑窪を僕へやさしい子」、「汲む酒の冷えしを教え 火の気寒く」などが有り楽しめます。天野裕吉さんの「読み人しらず」派の巨匠−−土屋耕一さんのこと−−と言う文章が巻末に付けてあり土屋耕一の俳句が何篇か紹介して有ります。「冬めくや脱げというんなら脱ぎますけど」、「とうもろこしそろそろ歯医者へ行かないと」、「冷酒やねエおかみさんにしてお呉よう」、「マドモワゼル・ユンヌ・ビエール・シルヴプレ」などが有って笑ってしまいます。