国立新美術館で「ルーブル美術館展」を観賞しました。

 9時55分に家を出てQB-HOUSEで散髪しました。一番でカットしてもらえて嬉しかったですね。一戸さんと言うスタッフの方がなかなか器用で上手に散髪してもらいました。12時1分の快速新木場行きで移動を開始しました。車中では座席を確保できたので、熊倉千之先生の『漱石の変身『門』から『道草』への羽ばたき』(筑摩書房)を読みました。「光線の暖味を……貪る程味」っていた宗助が、「土手の上に秋の暖味を眺められる様な心持ちがする」ことと結び付けたとき、この崖の孟宗竹が「坊主の様に見える」という直喩によって「達磨」に?がるのです。ですから「達磨」に「ぎろり」とした目が入れば、この作品が完成すると有りました。午後は12時1分の快速新木場行きで移動を開始しました。池袋で乗り換えて原宿に出ます。明治神宮前で乗り換えて乃木坂で下車します。国立新美術館で「ルーブル美術館展」を観賞しました。ジョセフ=マリー・ヴィアンの「アモルを売る女」が有り天使のアモルを売る女が天使の羽根を捕まえています。右には二人の女性が居て青いドレスや赤いドレスを着ていてなかなかの美人です。ヘリット・ファン・ホントホルストの「抜歯屋」は偽の医者が歯を抜いている場面で患者は恐怖を覚えて瞳を見開いています。バルトロメ・エステバン・ムリーリョの「物乞いの少年(蚤をとる少年)」はパネルに寄ると陽だまりに独りうずくまり粗末な衣装から無心に蚤を取っていている少年の描写で、気の毒になってしいます。ジャン=バティスト・グルーズの「割れた水瓶」は純潔の喪失をテーマにしているそうで、女性の美しさと無垢な表情に魅せられてしまいます。私のかなり好きな作品です。フランソワ・ブーシェの「オダリスク」はお尻を丸出しにしてベッドに横たわっている美女の画面で、東洋風の髪型や香を入れた壺にイスラム後宮の美女「オダリスク」に相応しい雰囲気を醸しだしています。