2008-04-26から1日間の記事一覧

漱石の詩学を語るのが夢ですね。

漱石の散文の中に書き込まれる詩的要素の分析は多くの研究者の方々が挑戦しています。『魔術としての文学』の著者の坂口曜子氏は漱石の散文を読んでいて半ば強制的に立ち止まらされてしまう読者の体験を「躓き」という言葉で表しました。例えば『門』の冒頭…

「文学」の講義の種を考えて過ごしました。

土曜日です。朝は我が家の居間で木曜日の「文学」の講義の種を考えて過ごしました。漱石の小説に出没する本郷(東大)文化圏の男たちのホモジェニアスな世界、女を排除する男世界のあり方をジェンダー論的に分析した論文に松下浩幸氏の「『三四郎』論−「独身…