PCルームで司書のKさんが「新入生図書館利用ガイダンス」を実施してくれました。

takuzemi2014-06-11

 1限の授業が待っています。朝は7時42分の海浜幕張行きに乗って移動を開始しました。幸い南浦和で座席を確保できたので、梶尾真治さんの『おもいでエマノン』(徳間文庫)を再読しました。現在は第二章の「さかしまエングラム」を読んでいるところで、晶一くんが女性の記憶を持っているという不思議な話しです。恐らく主人公のエマノンが晶一くんに何らかの影響を与えているのではないかと私は考えているところです。
 8時30分には大学に着きました。昨日、B!bb's経由で新入生図書館利用ガイダンスが有ることは教育支援課で流してもらってあるのですが、念のため3503コンピュータ教室にも大きく本日の予定を書き記しておいたものでした。
 午前9時からは図書館地下のPCルームで司書のKさんが「新入生図書館利用ガイダンス」を実施してくれました。日頃から大学図書館の蔵書に深く接していなければ分からない具体的なお話しが多くて学生諸君も満足の様子でした。6月後半から大学図書館は夏休みモードに入ること、必要なデータを得ることの重要さ、43万冊の本が有ること、大学生の学費が図書館の運営に使われていること、越谷図書館は外見は二階建てに見えるのだが、実は地下二階まで有るので実質は四階建てであること、Web上に「マイ・ライブラリー」が有り借りている本を確認できること、学生食堂にも返却ポストが設置されたこと、二階のブラウジングルームはお喋りが出来ること、USBメモリー・学生証・財布などの忘れ物が多いことなど具体的なお話しを楽しみました。最後に学生諸君にデータベースを検索してもらって「新入生図書館利用ガイダンス」を終えました。

大好きだった「結婚」や「ダフニスとクロエ」の連作を楽しんだものでした。

 大好きな絵画が観られなくなってしまうと深い喪失感に襲われます。国立西洋美術館で開催されていたギュスターヴ・ムンクの版画展も終わってしまいました。「マドンナ」や「ヴァンパイア」などの版画を楽しんだものでした。そして「アルファとオメガ」の夫婦の連作も何度も楽しんだものでした。「アルファが怒ってオメガを殴ったのでオメガは死んだ。」と版画には淡々と書いてあるのですが、私はそこにムンクの深い企みを感じるのですね。その後にこんな記述が有るのです。「その時にアルファが見たオメガの顔は、アルファがオメガをもっとも愛していた森の中の表情と同じだったので、アルファは身震いしてしまった。」とあります。ここには版画という一種の虚構の中でアルファに深い喪失感を味あわせてやろうというムンクの深い企みが読み取れると思うのです。
 目黒区美術館で開催されていた「マルク・シャガール 版画の奇跡・無限大の色彩」展も惜しくも6月8日で終わってしまいました。大好きだった「結婚」や「ダフニスとクロエ」の連作を楽しんだものでした。残念ながら6月8日を持って「シャガール」展は終わってしまいました。家人と二人で箱根に一泊旅行を試みたり、「シャガール」展の最終日には「父母教の一日大学」が有って私もこの行事に参加していたので何とも動きが取れませんでした。今日は文学部の運営協議会が14時40分から開催される予定です。その終了後に将来構想委員会が開催される予定です。前回の会議は3時間20分ほども続いたので今から戦々恐々としているところです。しばらくは自宅から持ってきた4冊の「漱石研究」を読んで時間を潰すつもりです。何か良いアイデアが浮かんでくるかも知れません。