人間科学部 臨床心理学科 2年のKさんのメールです。

先週の講義(6月28日)で見た、ビデオの感想を送りたいと思います(^−^)

・先週のビデオを見て、一番驚いたのは、アトムの歌の作詞は谷川俊太郎さんがしていたということです!谷川さんってずいぶん長生きしていらっしゃるんだな〜と思いました。

・確か、家に帰ったら家族が死んでいた…というようなねじめさんの詩があったと思います。この詩は、確か「詩のボクシング」でも詠まれていたと思いましたが、一見面白い詩なのかもしれませんが、私はそれ以上にこの詩には、無情感、というか、悲しい印象を受けました。たとえば、私の周りの誰かだったり、あるいは私が、急にどこか遠くへ行ってしまったり、死んでしまったとしても、それでも地球は回っていつも通りの日常がまた再びやってくる…。とても寂しい気がしますが、それが現実なんだよな〜と改めて考えさせられました。ねじめさんは、そんな当たり前なことを詩にしているわけですが、どうも奥が深い感じがしました。

・もう一つ印象に残っているのが、永瀬清子さんの詩の、「あけがたにくる人よ」です。この詩は、ずっと昔に死んでしまった恋人が迎えに来ている、つまり、永瀬さんに死の時が近づいている…というような怖い詩だと思っていました。しかし、ただ恋情を詠んでいる詩だという風にねじめさんが解釈していた(…と思う)ので、そんなに怖い詩ではないのかな〜?とも感じました。女の人の詩は、やはり男の人の詩とは違って、繊細さが感じられるような気がしました。

ちょっと内容の薄い感想になってしまいましたが…、読んでくれてありがとうございますm(_ _)m

人間科学部 臨床心理学科 2年 K

以下、やまもとの返信です。

Kさん。お便りありがとうございます。
「ゆうがた うちへかえると とぐちで おやじがしんでいた」は谷川俊太郎の「ゆうぐれ」ですね。怖い詩です。
それから、永瀬清子の「あけがたにくる人よ」もおっしゃる通りでしょう。まさしく間近なものとしての「死」を予感しての詩人の回想だと感じます。
お便り、「Kさんの感想」でブログに紹介させてください。よろしく。
楽しい感想をどうもありがとう。
文学部 山本 卓