研究室で色々と物思いに耽りました。

今朝は授業もないので、ゆっくりと大学に移動しました。研究室を少々片付けてから、学生食堂で昼食を済ませました。いつものように「B定食の副食、サラダ、みそ汁」の組み合わせです。ご飯は食べません。ゼミ生のKさんを見かけたので、少々お喋りしてから研究室に戻りました。
午後は来年度の「文学」の講義録の構想を少々練りました。今年の講義録の論理を換骨奪胎して、素材は漱石を詰め込んで、面白いものに出来ないかなどと空想します。「漱石とレトリック」とか「漱石と多様な読み」とか「漱石ジェンダー」とか「漱石と遊戯としての小説」とか、色々と語れてしまいそうです。「青空文庫」でダウンロードしたテキストファイルをエディターで検索して、引用すべき文を抜き出すことも夢想しています。窓の外は台風の雨ですが、時間の経つのを忘れてしまいます。

台風が気に掛かるので早めに帰路に着きました。元荒川も増水しています。雨の降る出津橋を渡っていたら、橋の下から歌声が聞こえます。誰かのギターの伴奏で、学生諸君が合唱して盛り上がっているのです。「雨に歌えば」です。連休前の土曜日を楽しんでいるのでしょう。若い人はいいなと呟いてしまいました。