ゼミの学生諸君のレポートの出来は?

Sさんの「カフカ『変身』 グレーテの秘密」は、ある朝、目が醒めたら虫に変身していたグレゴール・ザムザの物語を、グレゴールではなく妹のグレーテに身を寄せる形で読み解くレポートで、この視点の移動が新鮮な切り口を生んでいました。漱石の作品を扱った諸君も多く、S藤君の「『こころ』先生失格」、S田君の「『夢十夜』第三夜について」、Oさんの「『坊ちゃん』に見る漱石による権力への抵抗」と読ませてもらいました。(S田君に紹介してもらった『ユメ十夜』の方のDVDは秋学期のゼミで見ることにしましょう。)他の諸君のレポートもバラエティーに富んでいて楽しませてもらいました。・・・ゼミ生の諸君は、やまもとに連絡があったらメールを入れてください。来週あたりにはゼミ旅行の計画を詰め始めることにしましょう。)