T先生のゼミ旅行も文教大学清里寮です!

朝は10時前に大学に移動しました。今日も読書と講義録の種を考えて一日を過ごす予定です。午後の1時からは臨時の学科会議も入っています。先ずは研究室に入って学生諸君からのメールをチェックしました。4年生の諸君は卒論の下書きのデータ整理に追われているのでしょう。「まだださんぞ」と開き直っているつわものもいるかも知れません。メールをチェックしてから石原千秋氏の『反転する漱石』を読み始めましたが、今日はどうも頭が働きません。早めに学生食堂に移動して大きなガラス窓の前で定食を食べました。
午後の1時からは臨時の学科の会議です。海外に旅行に出掛けている先生方も少なくて集まりは余り多くありません。・・・会議が終わってから研究室に戻って今日も「打ち込み」の作業です。この夏は本当に良くキーボードを叩いたものです。おかげで漱石を巡る講義録が大量に出来ました。これは秋学期のゼミで小出しにご披露します。
久し振りにお会いした同じフランス語のT先生とお喋りしていたら、何と先生のゼミ旅行も我々と同じ清里の寮に行くことが分かりました。しかも我々が6、7、8なのにT先生たちは7、8、9とのことです。一緒に花火大会でも出来そうな感じです。これは合同で懇親会でも計画しても楽しそうです。・・・今日は余り元気の出ない事情もあって、早めに帰路に着きました。往復の車中では先日から漱石の『明暗』を読み始めています。若いころに読んで全くちんぷんかんぷんだった本です。この年になって読んでみると何とも面白いのに我ながら驚いています。とりわけ漱石の最晩年の文章の完成度には舌を巻いてしまいます。驚くべき散文の完成だと言うことが出来るでしょう。(写真は久し振りに出津橋の「ドロノキ」君の近影です。)