W大学大学院の入学試験問題に挑戦してみました。

午後はM君との「ベケット読書会」です。今日はベケットのテクストは読まずに、W大学大学院文学研究科【修士課程】の2008年度入学試験問題に挑戦してみました。(昨日行われたばかりの試験です。)1枚目の問題用紙の第1問はフランス文学史の知識を日本語で問う問題です。7問中から2題を選んで、300字以上500字以内で論じよというものです。第2問は?autofictionとか?Henri Michauxとかのフランス語が12問並んでいるうちから、5題を選んで知るところを記せというものです。これは文学史のおさらいをやっておけば何とかクリアできそうな問題です。
2枚目の問題用紙の第1問と第2問はフランス語の和訳の問題です。第1問がかなり難しい問題でした。一七、一八世紀の作家たちが神話的なものとどう関わっていたかを論じる仏文です。Pygmalionの物語を知らないと、変身物語とこのテーマがどう関わっているのかが読み解けません。M君もかなり難儀した様子でした。フランス語の和訳の第2問は簡単です。すらすらと解けました。最後に数行の仏作文ですが、工夫をすれば何とか解けそうな問題でした。英語の問題の方は私は見なかったのですが、M君によれば「ウィットゲンシュタイン」と「ロゴセラピー」についての問題だったそうです。M君、お疲れさまでした。