午後の1時からは「ヨーロッパの文学」の本番です。

学生諸君の「介護等体験」の実習でお世話になるDデイサービスセンターに電話をして、表敬訪問に出掛けるアポイントを取りました。その後で、3年ゼミ生のO君が現れて近況を報告してくれました。昼には、大急ぎで昼食を済ませて、午後の1時からの「ヨーロッパの文学」の用意に取り掛かりました。ハンドアウトは「シュルレアリスムと夢」というようなテーマのものを用意してあります。ブルトンアラゴンの夢について、漱石の「夢十夜」あたりにも言及しながら語ろうと思っていました。けれども、方針を転換して、今日はフランス文学の大筋を概論風に語ることにしました。教材提示機の上に乗せて大教室の大スクリーンに映写するための、大きなフォントで印刷した講義の要約の紙も用意しました。(私はこの紙を「看板」と呼んでいます。看板を提示機の上で一枚ずつめくりながら話すと、講義の流れがスムースに行きます。紙芝居のおじさんと基本的には同じ技法です。)・・・午後の1時からは「ヨーロッパの文学」の本番です。643教室には250人ほどの学生諸君が詰め掛けています。私のブログのエピソードを少々語ってから、フランス文化と文学の特徴を概論風に90分語りました。・・・学生諸君は意外に熱心にノートを取りながら聞いていてくれます。講義の内容をあらかじめハンドアウトで配布してしまうと、学生諸君の「努力」を放棄させてしまうことになるのかなと反省しました。(「来週には今日お話したことをレジュメにして配りましょうか?」と講義の最後に言ったところ、前列で熱心にノートを取っていた真面目な諸君が嘆息を上げたのが私にも聞き取れたのですね。そこである陰謀を思いつきました。詳細は次回の講義でお話しましょう。(^_^;;)・・・(写真は標津のハマナスの花です。バラ科なのですね。)