『すばる歌仙』を手にとって読み始めました。

takuzemi2007-10-13

土曜日ですが朝から大切な原稿を校閲する仕事が待っています。校務です。某所に缶詰になって緊張する仕事と取り組みました。午後の1時前になってようやく一仕事が片付き解放されました。・・・学生食堂で今日の初めての食事を取ってから研究室に戻りました。お腹が一杯で眠くなります。頭が疲れていて難しい本を読む気にもなりません。丸谷才一大岡信岡野弘彦の『すばる歌仙』(集英社)を手にとって読み始めました。三人の達人たちの歌仙の記録です。校閲の仕事で草臥れ果てた頭が揉みほぐされて、独りの研究室がたちまち別天地になってしまいます。

夕方は早めに帰宅して居間でアナログのレコードを聴いて過ごしました。一時期、中世やルネッサンスの音楽に凝っていたことがあり、古楽器を駆使して演奏する「ロンドン古楽コンソート」やら「ルネッサンス合奏団」やらのレコードが何枚かあります。素朴な音とリズムが疲れた頭と身体をマッサージしてくれる有り難い振動になります。最後にお宝ものの『マルドロールの歌』の古い朗読を聴いて「レコード大会」をお開きにしました。