読書会と「ヨーロッパの文学」を頑張りました。

朝は東武線の電車が遅れて駅のホームで待たされました。何とか2限の開始時間には間に合って大学に到着しました。さっそく相棒のFさんと「ランボー読書会」に取り掛かりました。今日はランボーのテクストを読むのではなく、Fさんの書いてきた論文の草案をたたき台にして、その細部を詰めていく作業に専念しました。『地獄の季節』の中の「地獄の夜」の部分を精読する試みです。テクストに現れてくる「火」のイメージの変奏を分析しようというものです。なかなか面白いものになりそうです。90分を楽しみました。
昼休みには643教室に移動して「ヨーロッパの文学」のハンドアウトをセットしておきました。出席簿も定位置に置いてから学食で昼食を取り研究室に戻りました。教材、教具、講義録、提示機用の看板(提示用の大文字のシート)などを揃えてから再び643教室に移動して本番に取り掛かりました。モンテーニュはなかなか語りにくい存在なのですが、今回は堀田善衛先生の『ミシェル 城館の人』を二冊目まで読んでおいたので脱線しながらお喋りができます。パスカルの話は佐藤信夫先生のレトリック論とからめて「創造的レトリック」の使い手としての側面を取り上げました。(帰路は出津橋からの元荒川の夕景が素敵でした。英語のH先生、K先生とお喋りしながら途中までご一緒しました。)