今日はプレヴェールの詩を読みました。

takuzemi2007-10-30

火曜日と金曜日は仕事が押せ押せで入っています。先ずは朝の1限からフランス語の授業が3駒並びます。今日は各教室でジャック・プレヴェールの詩のプリントを配布して少々読んでみることから授業を導入しました。用意していったものは『パロール』の中から「アリカンテ」、「秋」、そして「楽園」の3篇です。先ずは「アリカンテ」を読んでみました。動詞の活用をまったく知らない初学者でも読める簡単なテクストです。名詞表現だけで決めていく一行一行が室内の風景の的確なスナップショットになっています。静止画像を一枚一枚と読者の目の前に開いて見せる手法ですね。最後の二行での「冷気」と「熱気」の対比も憎たらしいほどの見事さです。・・・これを読んで調子をつけてからテクストを読みました。1限は読章の残りを、2限は対話と練習問題を、3限は練習問題を中心に授業を進めました。・・・最後にまたプレヴェールの詩に戻って「秋」を読みました。これも一枚の絵画のようなイメージ喚起力の強い作品です。(2限のクラスのみは「楽園」まで読み上げることができました。)