有り難く二度目の漱石展を楽しめました。

takuzemi2007-11-15

木曜日の2限はFさんとランボーを勉強しています。ブリュネルという学者のランボー論を読み続けているのですが、このところはFさんの論文の読み直しの作業に重点を移しています。論文提出の締め切りが迫っているので、細部を詰める作業が続きます。次週あたりからまたブリュネルのテクストに復帰できそうな流れとなってきました。
昼休みには3限の「ヨーロッパの文学」のセッティングのために643教室に移動しました。ハンドアウトや出席表をセットしてから学食で慌ただしく昼食を済ませました。今日の3限の講義は盛り沢山です。ラシーヌモリエールのおさらいを話してから、ヴォルテールとルソーのことも話さなければなりません。どちらも対照的な二人組みなので、対立軸を強調するかたちで話しましたが、詰め込み過ぎの講義になってしまいました。
今日は早めに研究室を出て両国の江戸東京博物館に移動しました。招待券をいただいてしまったので、有り難く二度目の漱石展を楽しめました。今日も『明暗』の原稿に目を引かれました。漱石デスマスクに合掌して会場を後にしました。(車中では漱石の『門』を読み続けています。)