アーサー・ビナードさんの講演会を楽しみました。

昼休みが余りありません。慌しく箱弁当の昼食を済ませて、午後の公開講演会の進行役に向かいました。午前中のシンポジウムよりもずっと大勢の聴衆が集まっています。お話をしてくれるのは、詩人のアーサー・ビナードさんです。1967年、アメリカはミシガン州に生まれたビナードさんは、ニューヨークのコルゲート大学で英米文学を学び、卒業と同時に来日して日本語を学び、日本語での詩作を始めた方です。「メモをする男、砂漠を行く男」という題でとつとつと話される詩人の日常は、驚きに満ちた言葉との出会いの連続で、満員の聴衆の心に浸み込むような素晴らしい語りの連続でした。質疑応答もたっぷりあり、講演会の終わったあとも、ビナードさんは熱心なファンの皆さんに長いこと取り囲まれていました。(土曜日、日曜日と週末もフルに働いてしまいました。長丁場で結構、疲れました。帰路には出津橋からの夕日が私を慰めてくれました。)